「閉店後、3度の会計の記録」深夜のクレープ店に窃盗犯 愛知・稲沢市

愛知県稲沢市にある「究極の生クリームクレープ専門店サンク・ミニッツ稲沢店」。焼きたての生地に、ふわふわで軽い口溶けのクリーム。多い日には1日で200食売れるという人気店です。

この店で9月、異変が…。閉店後の深夜。誰もいないはずの時間に3度、会計をした記録が残っていたのです。一体、誰が何のために…。その真相を防犯カメラが捉えていました。

9月28日、午前1時半すぎ。真っ暗な店内に1人の人物が姿を現しました。
まっすぐレジに向かい、モニターに手を伸ばすと、何かを操作しています。
高野春花 店長:
「何をしたいんだろうと思ったんですけど、多分(レジを)開けようとしたんですよね」

正体は窃盗犯。カギがかかったレジを開けようと、モニターを操作していたとみられます。
1分ほど操作を続けますが、レジは開かず。
諦めたのでしょうか。レジのそばから立ち去りました。

しかし、約5分後、再び姿を現し、レジへ。
今度は力業。しばらく続けると、レジが開いてしまいました。中に入っていたのは、釣り銭用の現金約9万円。

次々に1000円札などを取っていきます。さらに、お札が残っていないか確認すると、小銭にも手を伸ばします。
現金を手にすると、レジを元に戻し店を後にしました。
売上金は店から持ち出して管理していましたが、翌日の営業に向けてレジに残していた釣り銭がねらわれたといいます。
高野春花 店長:
「きれいすぎて気づかないくらい、きれいに盗んで帰っていった感じです」
店では事件後、警察の指導を受け、センサーライトなどを新たに設置。対策は尽くしているものの、不安は拭えません。
高野春花 店長:
「(犯人が)また来ないか、現金は一切置かないようにして防犯カメラも増やしたりしているけど…。怖いなというのがあります」
警察は窃盗事件として捜査しています。