
東京と愛知 接点は“ゲーム”…遺体で発見の女子高校生を「刺した」と供述 21歳男について知人「銃で争うゲーム好きだった」


愛知県一宮市の自宅に女子高校生の遺体を放置したとして男が逮捕された事件で、男が「ネットゲームで口論になり刺した」と供述していることが分かりました。2人が知り合うキッカケとなったのは『オンラインゲーム』で、専門家は「本気であるがゆえに起きやすい」と指摘します。
■殺害をほのめかす供述…男「ネットゲームで口論になり刺した」
愛知県一宮市に住む無職・江口真先容疑者(21)は2日朝、都内に住む女子高校生・加藤和華さん(16)の遺体を自宅のクローゼットに放置した疑いで送検されました。

司法解剖の結果、加藤さんの死因は出血性ショックでした。首や肩を鋭利な刃物で刺されたとみられ、遺体は布と養生テープのようなもので覆われていたといいます。

そして江口容疑者は警察の取り調べに対し、「ネットゲームのことで口論となり、包丁で刺した」と話していることが、捜査関係者への取材でわかりました。 オンラインゲームに端を発し、殺害をほのめかす供述です。
■2人をつないだ「接点」はゲーム 男を知る友人「スポーツよりゲーム好き」
江口容疑者の小中学校時代を知る人によると、コミュニケーションは苦手にしていたといいますが、仲間内で熱中していたのがゲームでした。

小学校時代の友人: 「カードゲームをするたびに笑顔が止まらなかったですね」 小学校時代の別の友人: 「ゲームが好きというのは変わらずかなと。銃で争うゲームは元から好きだったので。スポーツよりゲームが好きな子でしたね」 死亡した加藤さんが通う高校の同級生も、「ゲーム好き」な人柄を証言します。 加藤さんの高校の同級生: 「ゲーム大好きです。ほぼ全般知っている感じ。『何やってる?』って聞いたらいっぱい挙げてきたから、結構やっているんだなと」 加藤さんは3月28日、家族に「ネットゲームで知り合った男性に会いに行く」と言い残して江口容疑者の元へ向かいました。その翌日、連絡がとれなくなった加藤さんに、同級生がLINEを送っていました。

<同級生が送ったLINEのメッセージ> 「わかー」「生きてるー?」「加藤」 しかし、そのメッセージが既読になることはありませんでした。
■被害が2番目に多い「フォートナイト」 専門家の見解は
2人が知り合うきっかけになったのは「フォートナイト」というオンラインゲームです。武器を持ったキャラクターを操作して生き残りを目指すオンラインゲームで、離れた場所にいる不特定多数の人との同時プレイが可能です。 しかし以前から、未成年者がトラブルに巻き込まれることも指摘されていました。 警察庁によると、2023年、オンラインゲームをきっかけに犯罪に巻き込まれた17歳以下の子供は89人で、「フォートナイト」は、ゲーム別で2番目に多い13人が被害に遭っていました。

ITジャーナリストの三上洋さん: 「対戦型、人間同士が戦っていくバトルロワイアル。味方同士で協力プレイが必要ですので、仲間意識が強くなる。『何でお前はサボるんだ』だったり、『もっとゲームをやって協力せよ』だったり、仲間同士でいさかいや口論が起きたりということは、本気であるがゆえに起きやすい」

警察の調べに対し、死体遺棄の容疑を認めている江口容疑者。2人が直接会った目的は一体何だったのか。警察が事件の詳しい経緯を調べています。