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“絶対評価”を国が求める中…名古屋市立の中学校で内申点巡り『相対評価』示すような文書 少なくとも2校で配布

03.26(水)06:06
公立高校入試の合否判定に使われる内申点について、名古屋市立の一部の中学校で成績をつける際、「相対評価」を示すような文書が校内で配布されていたことがわかりました。 各教科の1から5の評定を足し合わせた内申点を巡っては、国が生徒個人の達成度をみる「絶対評価」でつけるよう求めています。 名古屋市教育委員会によりますと、少なくとも市内2つの中学校で、成績をつける際に他の生徒と比較する相対評価を示すような文書が校内で配布されていました。 このうち今年度2024年度に配布された資料では、評定の基となるA,B,Cの3つの項目について、「評価の割合を1:2:1とすることを目安にする」という表記があったということです。 名古屋市の広沢一郎市長: 「仮に幅広く絶対評価が骨抜きみたいにされていたとしたらそれは大問題。まずは正確な実態調査が必要」 市教委では、4月半ばまでに調査結果をまとめる方針です。