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中部電力 国内3海域の洋上風力発電事業撤退を発表 損失170億円程度を見込むも…今年度の業績予想に変更なし

08.27(水)18:43
中部電力は27日、三菱商事などとともに秋田県などの沖合で計画していた洋上風力発電事業の撤退を発表し、現時点で170億円ほどの損失が見込まれることを明らかにしました。ただ、今年度の業績予想に変更はないとしています。
中部電力によりますと、グループ会社のシーテックと三菱商事などは、秋田県と千葉県の3つの海域で洋上風力発電の計画を進めていました。しかし、計画当初からの資材価格や人件費の高騰を受け、事業の継続を取りやめることを27日、明らかにしたものです。
これをうけ中部電力は、今年度のグループ会社を含めた連結収支で、170億円ほどの損失が見込まれるとしています。ただ、夏の高気温で冷房設備の稼働が増えていることなどから、今年度の連結業績予想に変更はないということです。
中部電力は「再生可能エネルギーの主力電源化への貢献に向け、再生可能エネルギーの拡大に取り組んでいく」などとコメントしています。