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「励ますつもりで」不合格の受験者に採用選考の情報を漏らす 教育委員会の職員を戒告処分 名古屋市

04.30(水)16:34
名古屋市教育委員会はスクールカウンセラーの採用試験に関する情報を漏洩したとして、4月30日付で男性職員を戒告処分としました。処分を受けたのは教育委員会事務局に所属し、スクールカウンセラーの採用などに携わっている42歳の男性職員です。
市の教育委員会によりますと、男性職員は2024年9月、市のスクールカウンセラーの採用試験を受けた女性2人に、本来受験者が知りえない選考の採点基準や受験結果に関する情報を教えました。この時すでに受験結果は発表されていて、女性2人はどちらも不合格となっていました。
市の教育委員会は、採用に影響はなかったものの、職務上知り得た機密情報を伝えることは機密漏洩にあたり、今後の採用選考の円滑な運営に支障をきたす行為であるとして、4月30日付で男性職員を戒告処分としました。
男性職員は市の聞き取りに対し「女性らが結果にショックを受けていて、励ます目的で伝えた。周囲に多大な迷惑をかけてしまって申し訳ない」と話しています。