ボンネットに“男性乗せ走行” 中国籍タクシー運転手の男を逮捕 割り込み駐車めぐる口論の末… 三重・伊賀市

三重県伊賀市のSA(サービスエリア)で、車のボンネットに男性を乗せたまま走行し、殺害しようとしたとして、タクシー運転手の男が逮捕されました。
事件が起きたのは、10日午後9時ごろ。現場は、三重県伊賀市にある名阪国道のSA。
SAの店舗従業員:
「当事者同士の車は分からなかったが、もめている感じというか警察の方と話をしている感じでした」
きっかけは、駐車をめぐる交通トラブルでした。
殺人未遂の疑いで緊急逮捕された、中国籍のタクシー運転手・包健将容疑者(38)。

警察によりますと、10日午後9時ごろ、会社員の男性(46)が車をバックで止めようとしたところ、後ろから、包容疑者が運転する車が、前向きで割り込み、そのまま駐車したということです。
これをきっかけに2人は口論に発展。口論はトイレの中でも続いたということです。
その後、包容疑者が車に戻ると、そこには男性の姿が。包容疑者は無視して車を発進させようとします。

すると、今度は男性が車の前に立ちふさがります。ところが、車はそのまま発進。
男性をボンネットに乗せたまま、時速20キロから30キロの速さで、約50メートルにわたり急発進や蛇行運転などを繰り返したということです。
その際、男性は、右手でワイパーをつかみ、左手にスマホを持っていました。
「駐車位置について口論となった。 相手の車のボンネットにしがみついている」と、男性はボンネットにしがみついた状態で、110番通報したということです。
その後、包容疑者は男性を振り落として逃走していましたが、警察は車のナンバーなどから割り出し、現場から約45キロ離れた、四日市市内で緊急逮捕しました。
男性は右ひじや腰を打撲するなどの軽いけがをしました。
調べに対し包容疑者は、「相手を車のボンネットに乗せて走ったが殺そうとしたわけではない」と容疑を否認しているということです。





