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発煙トラブルの東海道新幹線の新型車両「N700S」 発生4日目も岐阜羽島駅から移動できず

08.18(月)16:36
お盆休みの乗客を乗せていた新幹線から煙が出て、運転を取りやめた15日のトラブル。JR東海は岐阜羽島駅に停車中の列車を、依然、動かせずにいます。
お盆休みも終盤の15日夜、乗客約250人を乗せた東海道新幹線でトラブルが発生しました。
「停車中の新幹線から白煙が上がっています。辺りは焦げ臭いにおいがしています」(横山大輔カメラマン)
米原駅と岐阜羽島駅の間を走行していた上りの「こだま764号」で、列車の床下から煙が上がりました。
列車は岐阜羽島駅で運行を取りやめ、乗客は後続の列車に乗り換えることに…。
JR東海によりますと、車両のモーターの出力を制御する「主変換装置」から発煙したということです。
トラブルの車両、6月に運行始めたばかり
この列車は新型車両「N700S」で、今年6月から運行を始めたばかりでした。
トラブルの原因を調べるため、JR東海は17日夜、列車を岐阜羽島駅から静岡県の浜松工場に移動させる予定でしたが…。
車両を動かすための電気回路が正常に作動しない可能性があるとして、急きょ移動を取りやめました。
発生から4日目となる18日も岐阜羽島駅に停車している列車について、JR東海はこの日午後、「途中で動かなくなる恐れがある」として、現時点でも移動のめどが立っていないことを明らかにしました。
トラブルのあった車両と同じ「N700S」について、今のところ運行を続けるということです。