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「難民のことを知って欲しい」 ミャンマーの郷土料理「チェッタアールヒン」を大学で提供

11.18(火)18:57
内線状態のミャンマー 大地震の影響もあり国内の避難民が約360万人に
ミャンマーの軍事政権に反対する市民が銃で発砲し威嚇する軍に対して、石を投げて抵抗しています。2021年2月、ミャンマーでは、軍によるクーデターが起きました。その後、ミャンマー国内は、軍とそれに反対する武装勢力による事実上の内戦状態に陥っています。さらに、2025年3月にはミャンマー中西部でマグニチュード7.7の大規模な地震が発生しました。これらが影響し、2025年9月時点、ミャンマー国民で、国内に避難している人は約359万5700人いると言われています。
日本人でもおいしく食べられる味付け

ミャンマーから約4500キロメートル離れた名古屋で、ある取り組みが行われました。
記者リポ:
「名城大学のナゴヤドーム前キャンパスです。こちらの食堂で、きょう限定で提供されるのが、ミャンマーの郷土料理です」
こちらは、ミャンマーの郷土料理「チェッタアールヒン」です。鶏肉やじゃがいもなどをスパイスで煮込んだ料理で、ミャンマーで長年食べられている家庭の味です。なぜ、学食で提供されたのでしょうか。
名城大学 宮下大夢准教授:
「カレーを通して世界の難民のことを考えよう、国際協力に繋げていこうという活動」
食を通して、学生に世界の難民問題について考えてもらうのが狙いです。今回は学生向けに昆布だしや醤油を加えて食べやすくアレンジ。用意した30食が開始から1時間半で完売しました。
大学3年生:
「日本人でもおいしく食べられる味付けでびっくりした」
大学2年生:
「これをきっかけにミャンマーのことも知れたらいいと思う」





