
紅葉の名所「香嵐渓」の楽しみ方を自称“香嵐渓マニア”が徹底解説…もみじの絵馬やお守り 朝だけ見られる絶景や穴場スポットも 見頃は11月いっぱい

約3000本のもみじが見頃を迎えた香嵐渓。自称「香嵐渓マニア」CBCテレビ桜沢気象予報士が「お楽しみポイント」を解説します。
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観光協会によりますと、ことしは朝晩の寒暖差で色づきが良く、台風の影響もなかったため「ここ数年で最高」の状態とのこと。ということで、ここからはこれまで20回以上にわたり、秋の香嵐渓を取材してきた桜沢気象予報士おすすめの紅葉ポイントをご紹介。まず、最初のおすすめは…
(桜沢信司気象予報士)
「川沿いなので冷たい空気が流れている。普通は山の上から色づいて駆け下りてきますが、香嵐渓の場合は、川沿いから色づいて山の方に駆け上がっていく。一番色づきが進んでいるのは川沿いです」
巴川沿いを歩き、続いて向かったのは「三州足助屋敷」周辺。ここで偶然見つけたのが…
(桜沢)
「何これ!?誰かが(イチョウの)落ち葉でハートにしていますよ!誰が作ったんだろう…」
イチョウのハート待ちで、たくさんの方が並んでいました。
香嵐渓のルーツは、約600年の歴史を誇る「香積寺」
続いては、香嵐渓の中心、飯盛山の麓にあるお寺に向かいます。
(桜沢)
「この香積寺。ここに話題の絶景スポットがあるんですよ」
絶景を求めてやってきたのは、約600年の歴史を誇る「香積寺」。実は、香嵐渓誕生のきっかけになった場所ともいわれていますが、そのワケは…
(香積寺・松岡亮佑住職)
「香嵐渓のもみじは約400年前、江戸時代の寛永に三栄和尚という住職がいたが、三栄和尚が一本ずつ手植えしたのが香嵐渓のルーツ」
香嵐渓のはじまりは、香積寺の11世住職・三栄和尚が1634年に行った、カエデの植樹。その後、大正末期から昭和にかけて観光地づくりのため、地元住民らが数千本の植樹を行い、現在の香嵐渓の美しい風景が生まれました。
もみじのデザインで香嵐渓をPR
そして、寺では今もその意思を受け継ぐように、もみじのデザインが施された御朱印帳やお守りで香嵐渓をPRしています。
桜沢気象予報士がもみじの絵馬に込めた願いは…
(桜沢)
「チャント!newsXがたくさんの人に見て頂けますように。天気があたりますように」
絵馬を購入した費用の一部は、香嵐渓を保存するための植樹に充てられるということです。
まるで額縁の中の絵画…時間帯限定の絶景スポット
そして、参拝を終え境内を後にすると、お待ちかねの絶景が…
(桜沢)
「山門の上だけじゃなく、中にも見頃の紅葉が…」
午前8時ごろから1時間ほどだけ山門に朝日が差し込み、美しい写真が撮れるという大人気のスポット。その絶景がこちら。
(桜沢)
「山門の真っ暗なところが荘厳な雰囲気を醸し出しています」
山門と紅葉のコントラストが、まるで額縁の中の絵画のように見える、まさに絶景。
(名古屋市から)
「門の中からもみじが見えるように。みんなが立ち止まっているから振り返って見たら、『めっちゃきれいだね』と言って撮りました」
香嵐橋エリアは人が少なく穴場
続いて、香積寺から巴川に沿ってさらに上流に向かいます。
やってきたのは、吊り橋・香嵐橋がかかるエリア。待月橋に比べると奥まった場所にあり、訪れる人も少ないということですが、一番のおすすめポイントは…
(桜沢)
「ここはちょうど南東斜面。南から東側の斜面になっていて、山全体に朝早くから日が当たる」
飯盛山が影になってしまう待月橋周辺に比べ、ここでは午前中から山肌に日光がよく当たり、紅葉の発色がより鮮やかに。
(桜沢)
「つり橋を渡る人が待月橋に比べるとだいぶ少ない」
地元観光協会の見立てでは香嵐渓の紅葉は、11月いっぱいが見頃だということです。





