
3日公示の参議院選挙 物価高に少子化、社会保障 有権者が重視する政策は?

20日投票の参議院選挙は3日、公示を迎えます。物価高に少子化、社会保障など争点は幅広いですが、皆さんが重視する政策はなんでしょうか?

参院選公示を前に愛知県庁では、立候補の受付をスムーズに行うためのリハーサルが行われました。
街頭演説の際に着用する腕章や選挙事務所に掲示する標札など、いわゆる選挙の「7つ道具」を手渡す手順が確認されるなど、着々と準備が進んでいます。
その愛知県は今回、混戦が予想されています。
今回は現職3人と新人11人のあわせて14人が立候補する見通しです。過去3度の参院選と同じく自民、公明、立憲、国民が議席を確保するのか。それとも別の勢力が議席を獲得するのか注目が集まっています。
前回トップ当選の自民・現職、酒井庸行氏は党内派閥の裏金問題に関与したひとりで、「政治とカネ」への疑念を払拭できるかが問われています。
「国民から不信・不安招いたことは事実でありますので、しっかりおわびしてしっかりと前を向いて歩いていこうという風に思います」(自民・現 酒井庸行氏 5月)
「保守王国」岐阜県の改選議席は1

1人区になってから4回自民が勝利した「保守王国」、岐阜県。
改選議席は1。現職不在、新人6人が1つの椅子をかけて戦う構図となりそうです。
現職の大野泰正議員は、自民党派閥の裏金問題に関与したとして在宅起訴され、自民党を離党。今回の参院選に立候補しないと表明しました。
新人を擁立した自民が議席を死守できるのかどうかが焦点です。
かつて「民主王国」と呼ばれた三重選挙区。その牙城を12年前に崩した自民が、「議席を死守できるか」に注目が集まっています。
改選議席は1で、3選を目指す自民党の現職に、新人3人が挑む構図となる見込みです。
自民党の現職、吉川有美氏も裏金問題に関与したひとりで、逆風の中の戦いとなりますが、現職としての実績アピールで巻き返しを図っています。
有権者は…

有権者はどんなことを重視しているのでしょうか?名古屋・栄で聞くと・・・。
「とにかく物価高で、1人暮らしですが、精一杯」(50代)
Q.物価高が家計を苦しめている実感は?
「あります。家計を支えている以上は。つくづく。スーパー行っても思いますし、ガソリン入れても思いますし、電気をつけても思いますし、主婦なので。」(60代)
「物価高とか、あとは車に乗るのでガソリン税。そこらへんは早く対応してもらえたらうれしい」(30代)
「減税ですかね。2万円の給付よりは減税の方がありがたいですね。やっぱり2万円だと何も解決できないまま終わる気がして」(40代)
家計を直撃している物価高。食料品の値上げに加えて、ガソリン価格の高騰を感じている人もいました。
子育て世代への支援を求める声も…
「子どもがいるので、子育て関連は注意してみていこうかなと思う。もう少しで4歳になるので、将来的なことを見越して、小学校に上がった時に良い事があるといいなと思う」(30代男性)
「年寄りよりも子育てや介護士など大変な人に、もう少し優遇してほしいな。もう年寄りはいいです。これからは若い人に暮らしやすくしてほしいので」(80代)
こちらの女性は、地震などへの災害対策を重視します。
「いつ地震が起きるか分からないと言われているので、本当に怖いので、うちも商売やっていて、それがたいてい全部だめになったりとかあるので」(60代)
一方で、「重視する争点がない」という人も…
「今のところ(争点は)別にないです。みんないうこと一緒だから。実際に選挙終わった後にどうなるかを注目している。どんだけいいこと言っても、本当にやるかやらないかが一番問題だから」(70代)