「地上の太陽」早期実現に向けて 世界の200人の頭脳が名古屋に集結 夢のエネルギー計画があった
12.09(月)19:01
日本やアメリカ、EUなどが「夢のエネルギー」を誕生させるべく、ビッグプロジェクトを進行させています。その勉強会が名古屋で始まりました。
記者:
「こちらが勉強会の会場です。日本のほか、アメリカやヨーロッパ、中国、韓国など世界各国から若手研究家が集まっています」
世界の頭脳が名古屋に集まって「夢のエネルギー」について学んでいました。そのプロジェクト名は「ITER」計画です。
「ITER」計画では、核融合反応によって生まれるエネルギーの活用を目指しています。この計画は国際プロジェクトとして、2007年にスタートし、日本やEUなど7つの国と地域が参加して、現在、フランスに実験炉を建設中です。
その実験炉や核融合について学ぼうと、今回、世界21か国から約200人の研究者が名古屋に集まってきました。
アメリカからの科学者:
「国際的なコラボレーションはとても重要です。大事です。1人ずつではこの研究は絶対できないですから。とても大事だと思います」
今後、研究者は12月13日まで名古屋に滞在して、核融合の観測技術やデータの分析などについて学ぶ予定です。