名鉄百貨店で屋上ビアガーデンの歴史に幕 デパートはクリスマスケーキ&お歳暮予約スタート

3連休最後となった11月3日、名古屋駅のデパートは賑わいをみせています。クリスマスケーキとお歳暮の予約受け付けがスタート。一方、名物の屋上ビアガーデンが、営業最終日となりました。
フランボワーズとピスタチオの色鮮やかなケーキや、しっとりふわふわの王道のショートケーキ。
ジェイアール名古屋タカシマヤでは、年末商戦がスタート。クリスマスケーキの店頭予約が2日から始まりました。
今年は、大人数から少人数まで楽しめるラインナップにしているそうです。
「今年のクリスマスは平日なので、みなさんでシェアして楽しんでもらえる欲張りなケーキから、ミニサイズの少人数で楽しんでもらえるケーキまで、豊富にそろえています」(ジェイアール名古屋タカシマヤ 広報 浅井優里さん)
ジェイアール名古屋タカシマヤの開店25周年を記念した「アソート・ド・ノエル」(1万6200円)は、7種類のケーキをひとまとめに。土台の部分もガトーショコラとなっています。
一方、少人数でも楽しめる「フロマージュキャラメル」(2160円)は直径約8cmのミニサイズで、塩キャラメルとレアチーズのムースが使われています。
さらに3日からお歳暮の予約受け付けが開始。さっそく多くの人が訪れ、1時間以上待つ人も。
今年の注目は、贈りものだけでなく、自分へのご褒美にオススメな商品。過去最大規模の計355点を取りそろえています。
「贈りものでも、ご自身でも楽しんでもらえる商品をたくさん用意しているので、この冬にみなさんで楽しめるものを選んでもらえたら」(浅井さん)
名鉄百貨店の屋上ビアガーデンは最終日

「3日が営業最終日となった名鉄百貨店の屋上ビアガーデン。お昼から多くの方で賑わっています」(メ~テレ 上坂嵩アナウンサー)
名鉄百貨店本店で4月から開かれている「屋上ビアガーデン」。
開放的な空間で食べ飲み放題が楽しめる大人気のイベントですが、それも3日で最後となります。
1954年に誕生した名鉄百貨店本店。その3年後に屋上ビアガーデンの営業が始まりました。
一時期、営業していなかった期間はあったものの、2008年に26年ぶりに復活。以来、毎年4月から10月の間に開かれ、多い時は1シーズンに7万人以上が来場したといいます。
来年2月に名鉄百貨店が閉店することに伴い、長く愛された屋上ビアガーデンも今シーズンが最後の営業に。
今年は、終了を惜しむ声が多くあり、例年より営業期間を1カ月ほど延長しました。
「2008年に再開して以来、過去最高の売り上げになりました」(名鉄百貨店 マネージャー 林里美さん)
思い出の場所に別れを惜しむ声

別れを惜しみ、思い出に浸る方も…。
「母が父とよく一緒に来ていて、去年父が亡くなったので、思い出がたくさんある」(40代)
「夜がすごくきれいで、夫はロマンチックな人ではないが、こういうところは好きだったので、よく来ていた」(60代)
多くの人の思い出の場所となった、屋上ビアガーデン。
営業は3日午後10時まで。延べ43年の歴史に幕を下ろします。





