旧家に残された「開かずの金庫」の解錠に挑戦! 金庫の中からお宝がザックザック!?【半田市】
今回は、明治時代の建物に眠る「開かずの金庫」を徹底調査!愛知県半田市にある旧家の家屋に残された古い金庫の解錠に挑戦します。タイムカプセルと化した金庫の中に眠っていたのはいったい何か?プロの鍵師も悪戦苦闘した解錠までの一部始終を含め、徹底レポートにてお届けします。
明治時代の旧家に「開かずの金庫」を発見!
今回のターゲットとなったのは、愛知県半田市の「旧美濃半薬局」の家屋に残された金庫です。明治17年に建造されたこの建物では長年にわたり薬局が営まれていましたが、惜しまれつつも5年前に閉店。取り壊しの危機にあったところを、「町の歴史を失いたくない」と一念発起した田中元清さんが購入し、再建への取り組みがスタートしました。

ゲストハウスや食堂として活用予定
田中さんが購入した「旧美濃半薬局」家屋は、リノベーションしてゲストハウスや食堂として活用する計画とのこと。改装に向けた片付けを進める中で「開かずの金庫」を発見し、今回番組に「開けてほしい」と依頼を行ったそうです。

階段の下に隠された金庫を発見
金庫が発見されたのは階段下のスペース。乱雑に置かれていたものを片付けていたところ、その奥からひょっこりと姿を表したそうです。古びてはいますが、その佇まいは重厚そのもの。お宝が眠っている予感がヒシヒシと感じられます。
プロの鍵師が解錠に挑戦!

「修理の窓口」川渕航平さんが解錠に挑戦
歴史ある建物から発見された重厚な金庫。その存在は、建物の元の持ち主である小栗雪路さんも「知らなかった。荷物を片付けて初めて見た」と言います。
そこで今回は、田中さん・小栗さんの立ち会いのもと、長年眠っていた金庫の解錠に挑戦。「修理の窓口」にて1万件以上の鍵を開けてきた愛知県トップクラスのプロの鍵師・川渕航平さんが、解錠に挑みます。

金庫は愛知県のメーカーのものと判明
川渕さんによると、今回の金庫はかつて愛知県にあった金庫メーカー「岩津製造」製のものとのこと。明治~昭和初期にかけて造られた業務用の金庫で、3つのダイヤル記号と鍵で開ける仕組みとなっています。

無数の組み合わせから“鍵”を見つける
金庫を開けるためには3つのイロハ式ダイヤル記号を特定することが必要。その組み合わせは何と12万5000通りにも及び、当てずっぽうではとても正解にたどり着くことができません。そこで重要となるのが“音”と“手の感覚”。川渕さんはダイヤルを回したときのわずかな音と振動を探りながら、解錠に取りかかります。

作業は難航
全集中で作業を続けた川渕さんは、1つ目のダイヤルの記号の特定に成功。しかし、2つ目以降のダイヤルについては経年劣化で内部が固着している可能性が高く、このまま解錠することは難しい状況であることが判明しました。
そこで田中さんと小栗さんの許可を得て、金庫の一部に穴を開けて内部を確認することに。ファイバースコープで内部を見てみると、やはり川渕さんの見立て通り、ダイヤルが正しく回らない状態となっていることが確認されました。
「開かずの金庫」の中から出てきた「お宝」とは?

約3時間で解錠に成功!
内部の状況を細かく確認しながら、少しずつ作業を進める川渕さん。作業を続けること約3時間、いくつもの難題を乗り越えて無事に解錠が成功しました。

扉を開けるとまた扉
関係者が見守る中、田中さんと小栗さんが一緒に扉をオープン。1つ目の扉を開くと、中には内扉がもう一枚、さらにその奥にも桐の扉と引き出しが出てきました。

上段の棚からは袋を発見
上段の桐の扉を開くと、中から姿を現したのは店名入りの布の袋。どうやら集金などで使われていた袋のようです。

下段の引き出しからは貴重な品がいっぱい!
そして下段の引き出しを開けてみると、中から様々なものが発掘!昭和23年に発行された板垣退助の50銭札や、ひもで束ねられた寛永通宝・天保通宝といった“お宝”も発見されました。
引き出しからは他にも古い書類、伝票、昔のロシア紙幣など、往時を偲ばせるものが次々と発掘。明治時代に建てられた旧家の金庫は、まさに歴史を紡ぐタイムカプセルとなっていました。