トヨタ直営の高校に、県内唯一の水産高校も!愛知の個性派高校ランキングTOP20【5位~1位】
愛知には、思わず「こんな高校があったの!?」と驚くユニークな学校がたくさんあります。そこで今回は、県民3万人に「学んでみたい」「覗いてみたい」と思う高校をアンケート調査。その結果をもとに、人気の高校をランキング形式で発表します。ラストは気になる5位から1位までを一挙に発表。それぞれの分野で、愛知を代表する名門校が顔をそろえます。
5位 金城学院高校|伝統と品格を育む、中部最古の女子校

格式のある名門高校らしい文化が根付く
金城学院高校は、名古屋市東区・白壁に校舎を構える中部地区最古の女子校。中高一貫校で、高校からの募集は原則ありません。料亭で懐石料理を味わいながらテーブルマナーを学ぶ授業や、バイオリンの必修授業など、品格や豊かな感性を育む教育が特色です。
日本初のハンドベル部や全国大会常連のバトントワリング部など部活動も盛んで、女優のいとうまい子さんや磯村みどりさんら多くの卒業生が各界で活躍しています。

知性や感性を育む独自の教育が行われている
金城学院を象徴するのが伝統のセーラー服。1921年に採用された、お腹まで深く切れ込んだ「名古屋襟」は、この学校から全国へ広まりました。
毎朝礼拝と讃美歌で始まり、合唱コンクールでも讃美歌を歌うのが伝統。全国でも珍しいハープアンサンブル部は海外公演も行う実力を誇ります。また、社会問題を題材に生き方や価値観を考える独自の授業も実施。知性と教養、人間性を育む学びが受け継がれています。
4位 東海高校|医学部現役合格19年連続日本一!個性派エリートが集う名門

生徒が先生を論破する時間で、授業が終わってしまったことも
東海高校は、偏差値72を誇る愛知県屈指の私立進学校。国公立大学医学部医学科の現役合格者数は19年連続全国トップを記録し、海部俊樹元首相や林修さんをはじめ、多くの著名人を輩出しています。
そんな東海高校を語るうえで欠かせないのが、「個性の強さ」を大切にする校風です。今回、卒業生に話を聞くと、高校時代の驚きのエピソードが次々と飛び出しました。

個性豊か、我が道をいく東海高校のOBの面々
「頭が良すぎて、先生と答案の○×をめぐって議論になり、最後には先生を論破してしまう」「卒業式に馬に乗り、紋付き袴姿で現れた生徒がいた」など、常識に縛られない自由な発想を持つ生徒が多いのも東海高校ならでは。
中高一貫校として育まれる強い仲間意識も大きな魅力です。卒業後もOB同士のつながりは深く、「ほとんど人の言うことを聞かないんですよ」と笑いながら語る姿からも、自分の信念を貫く東海高校らしさが感じられました。
3位 三谷水産高校|船もダイビングも養殖も!海を学び尽くす県内唯一の水産高校

海や漁についてたくさんの生徒が学びにくる三谷水産高校
三谷水産高校は、愛知県で唯一の水産高校。漁業や養殖、水産資源について専門的に学べる全国でも貴重な学校です。中でも人気なのが「増殖部」。魚や水生生物を飼育・養殖し、将来の水産業を支える技術を学んでいます。
実習では学校所有の大型実習船に乗り込み、最大75日間にわたる航海へ。カツオの一本釣りなど、実際の漁業と同じ環境で技術を身につけます。

水中でぴくりともせず安定をキープする技術もすごい
さらに、養殖ウナギの研究にも力を入れており、ホルモン処理によってオスをメス化させ、2018年には学校として初めて人工ふ化に成功。完全養殖の実現という大きな夢に挑戦しています。
全国でも珍しいダイビング部は、水中技能を競う全国大会の常連。中性浮力の技術では全国上位の実力を誇り、水産のプロを目指す生徒たちが日々腕を磨いています。
2位 旭丘高校|156年の伝統校は"宇宙に一番近い高校"だった

日本を代表する偉人も多数輩出している愛知随一の名門
旭丘高校は、創立156年を誇る愛知県最古の伝統校。卒業生には歴史に名を残す人物が数多く名を連ね、公立高校としては珍しい美術科も設置され、東京藝術大学へ多くの合格者を送り出しています。

なんと手作りの気球で地球の撮影を成功させた天文部
そんな旭丘高校で特に存在感を放つのが、およそ300人が所属する天文部。実に生徒の4人に1人が所属する人気クラブです。
活動内容もスケールが違います。自作した気球にカメラを搭載し、成層圏まで打ち上げて地球の撮影に成功。愛知県で最も歴史ある高校は、宇宙に最も近い高校でもありました。
1位 トヨタ工業学園|トヨタが育てる未来の技術者!企業直営の特別な学び舎

卒業後、現場の即戦力となれるよう実習が行われる
トヨタ工業学園は、トヨタ自動車が未来の技術者を育成するために設立した企業内訓練校。トヨタ自動車工業の創業翌年に開校し、高校教育と企業教育を融合させた全国でも珍しい学校です。
入学後は一般教科に加え、約2,000時間に及ぶ実習を実施。全教育時間の約4割を実践的なものづくりに充て、高卒資格を取得すると同時に、卒業後はトヨタ自動車へ入社します。

3年間過ごしたら、いざトヨタ自動車の社員へ
生活スタイルも一般的な高校とは異なります。休日はトヨタ自動車のカレンダーに合わせ、長い夏休みはありません。一方で社員食堂を利用でき、ランチもトヨタ社員と同じメニューを味わえます。
さらに、生徒はトヨタ自動車の準社員として扱われるため、毎月手当も支給。部活動を終えると寮へ戻るなど、高校生でありながら社会人に近い生活を送ります。
卒業式にはトヨタ自動車の豊田章男会長も出席し、「全員の親父」として卒業生を送り出すのが伝統。まさにトヨタならではの教育が息づく、日本でも唯一無二の学び舎です。