岐阜市民のソウルフードは家族が作る唯一無二の味 「更科」の冷やしたぬきそば【岐阜県岐阜市】
岐阜県岐阜市にある「更科」は、100年以上続く老舗の麺類食堂。炎天下にもかかわらず毎日大行列ができる、岐阜市民に愛されまくりの人気店です。
中でも「冷やしたぬきそば」は、お店の名物を飛び越えて「岐阜市民のソウルフード」として親しまれているほど大人気。今回は更科の「冷やしたぬきそば」のおいしさの秘密に迫ります。
1日最高1400杯の爆売れ! 更科の「冷やしたぬきそば」

冷やしたぬきそば
更科の「冷やしたぬきそば」は、冷水で締めたそばを丼に盛りつけ、たっぷりのネギとワサビ、油揚げ、天かすをトッピングして、冷たい出汁をかけたぶっかけスタイルのそば。一般的に「たぬきそば」といえば天かすをかけたものを指すことが多いのですが、天かすと油揚げを両方のせて提供するのが更科流です。

ダブル・トリプルも人気
「冷やしたぬきそば」はサイズを選ぶことができ、麺1.5玉の「ダブル」や麺2.5玉の「トリプル」も大人気。そのおいしさは岐阜市民の心と胃袋をガッチリつかんでおり、「週3回は来ている」「毎日来ても飽きない」と常連さんたちをトリコにしています。

過去最高記録は1日1400杯
常連さんが次々と足を運ぶこともあり、更科の「冷やしたぬきそば」は多い日なら1日に1000杯以上も売れるのもあたりまえ。暑い夏だけでなく、冬でも「冷やしたぬきそば」の人気が高く、1日1400杯提供したという過去最高記録も大みそかに出たそうです。
半世紀の時を経て岐阜のソウルフードに

お客さんの要望から誕生
更科の「冷やしたぬきそば」が誕生したのは半世紀以上前。もともとは「たぬき」は天かすのみ、「きつね」は油揚げのみをトッピングして提供していたそうですが、「天かすも油揚げものせてほしい」というお客さんの声に応える形で現在の形になり、いつしかお店も名物になっていたそうです。

岐阜に広まる冷やしたぬきそば
更科の「冷やしたぬきそば」の人気は他のお店にも広まり、現在では岐阜市内で10店舗以上のお店が更科スタイルの「冷やしたぬきそば」を提供。さらにコンビニでも発売されるほどにまで広まり、岐阜のソウルフードとしてしっかりと根付きました。
家族に受け継がれる唯一無二の味

出汁の仕込みは三代目店主
岐阜市民に長年愛されてきた更科の「冷やしたぬきそば」の味は、家族で代々受け継がれてきました。毎朝5時から出汁を仕込むのは、三代目店主である水野信さん。創業時から継ぎ足して受け継がれるたまり醤油を使った「かえし」を出汁で割り、冷水で締めて営業に備えます。

長女は油揚げの仕込みを担当
1日4000枚使うという「油揚げ」の仕込みは長女の亜沙子さんが担当。ザラメと出汁で甘く炊き上げる油揚げは、食べた時に甘味がじゅわっと出てくるように味をしっかりと染み込ませることが大切と話します。

そば打ちは次男の役割
そばの仕込みを担当するのは次男の悟さん。小麦粉を多めに使ってそばを打つことで、モッチリとしたコシの強いそばに仕上げます。天かすは小麦粉を飛ばしながら揚げることで、冷やしたぬきにぴったりの大きさと食感に。家族が力を合わせて作る唯一無二の味、それが更科の「冷やしたぬきそば」です。

3人体制で超速提供
更科の「冷やしたぬきそば」が人気を集めるもう一つの理由となっているのが提供スピードの速さ。
お客さんに周辺で働く人たちが多かった更科では、休憩時間を有意義に使ってもらうために、どんどん早くなっていったそうです。
営業中は3人体制で「そばゆで&冷やし」「そば・わさび・ネギの盛り付け」「油揚げ・天かす・出汁の盛り付け」を分業。一人ひとりが集中して仕事をしながら、感覚で盛り付けることで、素早い提供を実現しています。

複雑な注文もわずか20秒で提供完了!
「冷やしたぬきダブルを2つ、一つはネギ抜き」という複雑な注文でも、注文してからわずか20秒で提供完了。お客さんが入店してから食べ終わって退店するまでもわずか8分30秒と超スピードで回転するのも、更科ではあたりまえの風景です。
早くてうまい更科の「冷やしたぬきそば」。今日も家族が力を合わせ、岐阜市民たちの胃袋を超速で満たしています。
<引用>
■更科
所在地 岐阜市京町三丁目4
行き方 JR「岐阜」駅または名鉄「名鉄岐阜」駅から岐阜バスに乗車し、「ぎふしんフォーラム・裁判所前」バス停下車徒歩2分程度
公式Webサイト https://www.tanuki-soba.com/
<引用終わり>