「ごんぎつね」の舞台にキツネが戻ってきた!?令和の「リアルごんぎつね」を徹底調査!【阿久比町】

知多半島中部にある阿久比町で近年相次いでいるのが「キツネ」の目撃情報。小屋から鶏が連れ去られたり、防犯カメラに姿が捉えられたりと、人が暮らしている近くでも多数目撃されているようです。

そこで今回は、阿久比町に棲むキツネを徹底調査。すると、取材カメラが衝撃の瞬間を捉えることに成功しました。

【動画】【阿久比町】「サンダルを盗む!泥棒キツネがいる…」本当なのか?キツネ研究の第一人者と徹底追跡…衝撃映像が撮れた!<愛知あたりまえ>

一度は地域絶滅したはずのキツネが戻って来た!?

  • キツネが特に多く目撃されている「西狐谷」

    キツネが特に多く目撃されている「西狐谷」

阿久比町の住民たちによると、阿久比町でキツネが特に多く目撃されているのは「西狐谷」の地名がつけられた場所にある竹林。竹林を管理する竹内さんによると、この1年で5回もキツネと遭遇しているといいます。

  • 「ごんぎつね」の舞台は阿久比町の権現山

    「ごんぎつね」の舞台は阿久比町の権現山

実は阿久比町は昔からキツネと縁のある地域。半田市出身の童話作家・新美南吉の代表作である「ごんぎつね」の舞台も阿久比町にある権現山であり、きつねのごんが暮らしていた場所として作中に描かれています。

  • キツネがサンダルを盗む!?

    キツネがサンダルを盗む!?

阿久比町のキツネは昭和30年代に地域絶滅したと言われていましたが、2025年頃から目撃情報が顕著に増えてきたとのこと。しかも町民によると、阿久比町のキツネはどうやら“サンダル”がお気に入りのようで、何度もキツネにサンダルの片方を持って行かれてしまうという、まるでリアルごんぎつねのような“事件”も起きてしまっているそうです。

大学教授とともに令和の「リアルごんぎつね」を大捜索!

  • 日本福祉大学・福田秀志教授も捜索に協力

    日本福祉大学・福田秀志教授も捜索に協力

そこで今回は、“泥棒キツネ”の姿を確認すべく徹底調査を敢行。多くの目撃情報が寄せられている西狐谷の竹林を管理する竹内さんの協力の下、日本におけるキツネ研究の第一人者である日本福祉大学教授・福田秀志さんとともに竹林内でキツネの捜索をスタートします。

福田教授によると、キツネは毎年巣を変える性質があり、今年は西狐谷の竹林を巣にしているのではないかとのこと。サンダルを盗むのは、決してサンダルを履きたいからということではなく、子キツネが狩りの練習としてサンダルを巣に持ち帰っているのではないかとの見解を示していました。

  • 竹林にトレイルカメラとサンダルを設置

    竹林にトレイルカメラとサンダルを設置

そこで今回は、福田教授が設置した屋外観察用のトレイルカメラの前にサンダルを設置。キツネがサンダルを持っていく瞬間をカメラで収められるよう、5ヶ所に合計10個のサンダルを用意しました。

  • サンダルを盗む「リアルごんぎつね」の撮影に成功!!

    サンダルを盗む「リアルごんぎつね」の撮影に成功!!

翌日、カメラとサンダルを仕掛けた場所に行ってみると、わずか一晩で10個中4個のサンダルが消失!トレイルカメラのデータを確認してみると、そこにはキツネがサンダルを盗む瞬間が撮影されていました。令和の「リアルごんぎつね」、見事に撮影成功です。

  • サンダルに固定したGPSタグで追跡

    サンダルに固定したGPSタグで追跡

今回のサンダルには、キツネがサンダルを持っていった場所が分かるようにGPSタグを固定。早速盗まれたサンダルのGPSタグを頼りに追跡したところ、何と、サンダルを地中に埋めて隠していることが判明しました。

  • サンダルは地中に隠されていた!

    サンダルは地中に隠されていた!

その後も引き続き調査したところ、盗まれたサンダルのほとんどはもとの場所から10メートルほど離れた場所に埋められていたことが判明。福田教授の見解によると、キツネの成獣が捕まえたエサを巣とは別の場所に隠す「貯食行動」の一環ではないかとのことでした。

  • 残り1つのサンダルは権現山の公園に?

    残り1つのサンダルは権現山の公園に?

しかし、盗まれたサンダルを確認したところ、一つだけ別の場所へと持ち去られていることが判明。GPSの位置情報を辿ってみると、「ごんぎつね」の舞台となった権現山にある公園へと移動していることが判明しました。

公園の中心部を示すGPS信号をたよりに付近を捜索してみるものの、サンダルもGPSタグも発見することができず、残念ながらそのままタイムアップ。もしかしたら「リアルごんぎつね」が化かしてきたのかもしれません。