ハネタクで注目のカヌー競技はスラロームだけじゃなく、スプリントも! 一輪車に乗るくらい難しいカヌーにパンサー向井が挑戦!『いざ、学校に向井ます』
CBCテレビで夕方放送の報道情報番組『チャント!』。その中の『いざ、学校に向井ます』のコーナーでは、“パンサー”の向井慧さんが東海地方の学校に向かい、生徒や先生と交流しながらリアルな学校生活を紹介しています。
今回訪ねたのは、三重県桑名市にある『三重県立桑名西高等学校』です。こちらの高校には、全国大会で優勝や入賞をする選手が在籍する県内唯一の『カヌー部』があります。陸でいうなら一輪車のように、乗るだけでも難しいというカヌーに向井くんが挑戦しました。
ダムを利用して日々練習!速さを競う“カヌースプリント”
練習場所は、学校から歩いて10分ほどの“伊坂ダム”。たくさんのカヌーが揃っているのはもちろんのこと、陸上でトレーニングができる設備も整っており、およそ30名の部員が活動しています。
カヌーというと、羽根田卓也選手の活躍で知られるようになった急流に設定したゲートを通り抜けてタイムを競う“スラローム”という競技を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、こちらの高校のカヌー部では穏やかな水面を進む速さを競う“スプリント”という競技を行っています。
「めちゃナメてた!」乗るだけで3か月… 一輪車なみのバランスが必要なカヌー
まず向井くんは、1人乗りのカヌーに乗ってみることに…。顧問の先生が支えてくれるカヌーに一応は座ってみたものの、支えの手を緩められるとバランスを崩し倒れかけるカヌー。あまりの不安定さに向井くんは早々にカヌーから降り、「めちゃめちゃナメてた!」と猛省。
そんな、乗れるようになるだけでも3か月はかかるというほど難しいカヌーですが、現在の部員は皆、高校に入ってから始めた人ばかり。それでも全国大会で活躍する強豪校を維持している秘密は、陸上のトレーニングにあるのだとか
水上で乗る時と同じ負荷を加えつつパドルの動きやフォームを陸上で練習できる“エルゴ”という器具に、腕の力を鍛えるバーベル類、腕だけでなく体幹にも効く綱のぼりなど日々地道なトレーニングを続けている部員たち。
向井くんもエルゴを使ったトレーニングを体験してみますが、思わず「うぉ~!おぉ~!!」と声を発してしまうほど負荷がかかるため正しいフォームが保てず、ぎこちない動きに。陸上での疑似体験で既に「これ、結構キツイよ」とカヌーの大変さを実感していました。
跳ねるしぶき! 時速20キロ以上で水面を進む迫力を体感!
改めて向井くんは、水上でカヌーに挑戦! 1人乗りは到底無理なので、4人乗りのカヌーに乗せてもらうことに。まずは、部員3人の見事なパドルさばきでカヌーのスピードや乗り心地を体感し、その後、向井くんも一緒にパドリング。真似て漕いでいるだけですが、「腕がスゲー疲れる」と今度は水上でカヌーの大変さを実感。
さらに3人の部員に本気で漕いでもらうことで、パドルから飛び跳ねる水しぶき、時速20キロを超えるというスピードとともにカヌー競技の迫力を目の当たりにしたのでした。
1人でカヌーに乗ることすらできなかった向井くん。部員の中には、片足でバランスをとって立つことができるという強者もいて、今後もますます活躍が楽しみな桑名西高校・カヌー部。
今回も貴重な体験させてもらった向井くんは、「水辺でやるスポーツの爽快さとか、みんなで(力が)合った時の漕いで進んでいく感じとか、それこそ過酷さも分かりましたし、両方体感できてよかったです」と笑顔で締めくくりました。
(2021年9月15放送「チャント!」より)