タマゴのきれいな割り方、おいしい焼き方!意外と知らない卵のアレコレ! 『くらしニュース』
毎日の料理に欠かせない「卵」。何気なく食べていますが、意外と知られていないことも。きれいな割り方やおいしい焼き方のコツなど、知っていると、ちょっと得する卵のアレコレを紹介。これを読めばあなたも「卵ソムリエ」になれるかも? CBCテレビ「チャント!」3月21日放送から
白い固まり「カラザ」は捨てる?
卵を割った時に出てくる白い糸のような固まり。「カラザ」という部分で、卵黄を卵の中心につなぎとめて、衝撃から守る役割があります。取り除いたり、そのまま料理したり、扱いは人によってさまざまです。
このカラザについて、卵を扱う会社のスタッフによる「カラザを取らないでください!」というツイートが話題になりました。ツイートによると、カラザは最強の健康効果を持つシアル酸をはじめ、カルシウムやビタミンB類などの栄養が満点!卵を割って大きめのカラザが出た際には、ぜひ大喜びして食べてほしいそうです。「知らなかった!」という人も多いのではないでしょうか。
卵をきれいに割る方法
卵の正しい知識の普及に努める「日本卵業協会」専務理事の小坂裕一さんに「きれいに卵を割る方法」を聞きました。小坂さんは「平面にポンと当てて割るか、丸い棒や丸みを帯びた物にゴツッと当てるか。少しヒビが入ったら、手で押し広げます」と、ポイントを解説。調理台やお皿の角を使って割ると、衝撃で細かい殻が中に入りやすくなってしまうとのこと。平面、またはすりこぎ棒やワインボトルのような丸みを帯びた物を使うと、きれいに割れ目が入るそうです。
力の加減については、「割れた面を見ていただくと、クモの巣みたいに放射線状にヒビが入っています。直径が2~3センチくらいヒビが入っていれば、きれいに割れます」と教えてくれました。複数の卵を使うときは「卵と卵をぶつける」という時短テクニックも。「卵のお腹とお腹を当てると、必ずどちらかが割れます」とのこと。身に付けたら便利かも!
おいしい目玉焼きを作るコツ
小坂さんからは「割った卵を、ざるに入れてください」と驚きのアドバイス!やってみると、ざるの網目から水分が下のボウルに分かれて落ちていきます。卵の卵白は2種類あります。1つは「濃厚卵白」という、黄身の周りに厚みのある卵白。もう1つは、「水溶性卵白」。濃厚卵白の周りにある水溶性の水のような卵白です。水溶性卵白をざるでこす事で、白身が濃厚な味わいになり、おいしい目玉焼きができるそうです。
あとはフライパンに少量の油をひき、そこに卵を入れて焼くだけ。試してみると、ふっくらと、おいしそうに焼くことができました!
「タマリエ検定」に挑戦!
意外と知らない卵の知識。日本卵業協会では「卵のソムリエ」になれる「タマリエ検定」を行っています。どんな問題があるのでしょうか?
第1問は「にわとりは1日に卵を何個産む?」。答えは「1個」。ニワトリは1個の卵を作るのに24~25時間かかります。
続いて第2問「白卵と赤卵、栄養価が高いのはどっち?」。答えは「変わらない」。殻の色の違いは、ニワトリの種類の違いによるもの。同じエサを食べた場合、中味の栄養価は変わりません。
第3問は難問です。「卵の黄身は、色が濃ければ濃いほど栄養価が高い?」。答えは「変わらない」。黄身の色は、ニワトリのエサの原料によって異なるため、栄養価はほとんど変わりません。
何問、解けましたか?これからも、くらしに関わるいろいろなニュース、お伝えします。
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。