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スリル満点!ボロボロの『ジムニー』でロッククローリング 前編

車やプラモデル、カメラなど、趣味の世界を楽しむ大人たちに密着してその魅力を調査する『極上ライフ おとなの秘密基地』。2016年~2018年までテレビ愛知で放送され、現在はLocipoでアーカイブを見ることができる。

今回の秘密基地の主は、40年以上の歴史を持つ、スズキの軽四輪駆動車『ジムニー』を操る愛知県の男性。この車を愛し、岩場を走破する競技『ロッククローリング』を楽しむ姿を追う。


愛知県岡崎市在住の服部哲也さんは、仕事が終わると毎日ガレージで愛車のスズキ『ジムニー』(昭和57年式SJ30)の手入れをする。13年間大事に乗っていると言うわりには、ちゃんと動くのかと心配になるほどかなりボロボロだ。

フロントもサイドドアも見事に傷だらけサビだらけ。車体のわりに随分タイヤも大きく、ナンバーが付いていない。さらに車内を覗いてみると、ロールバーが付いている。


「ロッククローリングと言って、岩を登ったりして遊ぶ専用の車」と服部さんは解説する。車で専用のコースに用意された、様々な岩をハンドル操作で一つずつクリアしていく遊びのことである。

「タイヤより大きい岩を乗り越えいくので、岩に当たっちゃってへこんでしまう。車の上部のへこみは、横転して大きな木にぶつかったもの。ドアが開かなかったんで、友達に押してもらった。初めて岩登った時に、1メートルぐらいの岩から転げ落ちた」と話す服部さんはどこか嬉しそう。

このジムニーを買った時はきれいだったが、13年でボロボロになってしまった。「ダメージが勲章的な味というか、ダメージジーンズみたいでいい。なんかの新品のジーンズとかって、こっ恥ずかしい。ダメージジーンズみたいにはきこなしている感じで、ジムニーを乗りこなしている」車も使い込むほど味が出るということだろうか。


ロッククローリングに行く時に、欠かせない道具というのがレスキューの牽引ロープ。車を引っ張ってもらうのだそう。さらに、大きいハイリフトジャッキやハンマーまで。ロッククローリングは、なかなか大変な趣味のようだ。


積載車がジムニーを乗せてロッククローリングの専用コースへ運ぶ。服部さんのジムニーはナンバーを取っていないため、わざわざ積載車を借りて運搬するという大掛かりさ。「おもちゃを積んでいく感じ。遊びのためなら全然苦にならない、ワクワクする」と服部さんは楽しそうだ。


走ることおよそ2時間、ロッククローリングの専用コースに到着した。走る前の準備をしている時に、車のタイヤの空気を半分近くに抜いてしまった。岩を登るために必要なんだとか。岩場にはまったり転倒した時お互いに助け合うために、ロッククローリングは必ず仲間と行うのがルール。


今回は、自然の沢にある岩場と、難易度の高い人工的に大きな岩を積み上げたコース2種類の岩場に挑戦する。


まずは最初の岩場に到着だと思ったら、いきなり止まってしまい前に進めない。後続の仲間が降りてやってきた。岩が結構大きいため、まず仲間と一緒にどうやってコースを攻略するかプランを立てることにする。


ナビゲーター役の広浜均さんと白井康一さんと共に、どの岩にタイヤをどう乗せていくかなどコース攻略方法を考える。このコースの一番の難関であるこの大きな岩に、前の右タイヤを乗せてクリアしようというプランに決定した。

いよいよスタートし、手前の岩は軽くクリア。先ほどタイヤの空気を抜いたのは、岩との接地面を増やすためだったのだ。3人で声をかけあって進めていくが、上手く乗り越えられない。何度か挑戦し、やっとクリアした。「山登りしたような達成感がある。ちょっと膝がガクガクした」と服部さんは、他の2人と共に喜ぶ。さぁ次のコースはどんな難関が待ち受けているだろうか?
後編はこちら

『極上ライフ おとなの秘密基地』

【放送局】テレビ愛知 2016〜2018年放送(現在はLocipoでアーカイブを視聴可能)
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/himitsukichi/
【You Tube】https://www.youtube.com/watch?v=T0FaSDpqa7E

極上ライフ おとなの秘密基地

趣味を通して人生の喜びを追求する、大人のための「知的好奇心」探求番組。

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