名古屋で海外の絶景!?カメラ好きの間で有名な「ペレーの木」を探し出せ!『チャント!』
東海エリアには、息を呑むような絶景や、写真映えするグルメなど、SNSで「いいね」がもらえる写真スポットが目白押しです。そんなSNSでバズるスポットを、「写真」だけを頼りに探し出す「いいね!写真ハンター」。東海3県のどこかにある、海外のような絶景を、CBCの松本道弥アナウンサー(以下、松本アナ)が探します。
名古屋の繁華街で2時間聞き込みも収穫ゼロ!作戦変更へ
松本アナが今回、探し出す映えスポットは「ペレーの木」と呼ばれている場所。この日は、あいにくの雨でしたが、夕暮れ時には止むことを願い、まずは映えが好きそうな人に狙いを定めて、名古屋市中区の大須周辺で聞き込み開始!
大須周辺で若者を中心に、1時間聞き込みましたが、全く情報が出てきません。1本の大きな木と人物のシルエットのみの写真なので、特徴的なものがなく場所の予想も困難です。さらに雨脚も強くなり、大須周辺の通行人が減ってきたため、栄地下のクリスタル広場に移動して聞き込み再開!
(女性)
「(見たことありますか?)ないです。日本じゃないみたい。幻想的」
栄と大須で聞き込みをするも、ひとつの手がかりも出ないまま2時間以上が経過。無闇に聞いても埒が明かないため、松本アナが作戦を考えます。
(松本アナ)
「もしかしたらスマホじゃなくて、ちゃんとしたカメラで撮っている可能性」
「カメラ好きなら知ってるかも?」カメラ専門店へ聞き込み
松本アナは、カメラ好きならこの場所がわかるかもしれないと考え、カメラ好きが集まる専門店で聞き込みをします。
(店員さん)
「(見たことありますか?)ありません」
店員の二人は、見たことがないと言いますが、専門家目線から大ヒントが出てきました。
(店員)
「意外と名古屋だったり。公園。平和公園とか」
周辺がきれいで、「ペレーの木」とハッシュタグがついて親しまれていることから、山ではなく行きやすい場所、つまり公園ではないかという考察。さらに写真をじっくりと見ていた、もう一人の店員からも、考察を裏付けるポイントが!
(店員)
「ここに1個人工物が写っている」
写真をよく見ると確かに、人物の足元のあたりに、小さく建物のような人工物が写っています。
松本アナは期待を胸に、店員さんが言っていた名古屋市千種区の「平和公園」へ。公園内で「ペレーの木」に似た木を発見しますが…。よく見ると写真では木の根が浮き出ているのに、ここの木は根が地中に埋まっていて、全然違います。
偽ペレーの木!?市内の公園をはしごするも全て不発…
「平和公園」にペレーの木がないのか、松本アナが公園案内所の男性に聞きました。
(男性)
「(平和公園でペレーの木を)聞いたことも見たこともない」
平和公園にはありませんでしたが、男性に、ペレーの木がありそうな公園を教えてもらいます。
(男性)
「明徳公園がある。可能性としてはあるかも。自然の感じ」
しかし、男性に教えてもらった名東区の「明徳公園」に続き、「猪高緑地」、守山区の「木幡緑地」、日進市の「口論義公園」、尾張旭市の「森林公園」と、名古屋市内や周辺の市町村の公園を巡るも、全て不発。
昭和区の「鶴舞公園」に来たところで、タイムリミットまで約1時間30分。暗くなってしまったら、同じ写真が撮影できません。焦る松本アナですが、この公園でまさかの奇跡が!雨の中、一眼レフを持っている人を発見したのです。インスタグラムのフォロワー約2900人のアカウントを持つ、カメラマンでした。これは期待が持てそうです!
(女性)
「大高です。行ったことないけど有名」
この写真のスポットは、名古屋市内の「大高緑地」にありました!カメラマン界隈では有名なのだそうです。
ついにペレーの木と対面!日没ギリギリに間に合う奇跡
「ペレーの木」がある公園は判明しましたが、日没まで残り1時間。急いで緑区の「大高緑地」へと向かいます。カメラマンの女性に教えてもらった場所に向かうと、確かに写真と同じ木がありました。
聞き込み開始からおよそ10時間、ついに「ペレーの木」を発見。この木は、フォロワー13万人超えのカメラマンの「ペレーさん」が最初に撮影したことから、「ペレーの木」という愛称がつけられたそうです。
雨が止まず、人がいないので、ディレクターをモデルに写真の再現に挑戦!
(松本アナ)
「どうでしょう?ほぼ同じ、完璧に同じと言っても過言ではない」
綺麗な夕焼けは撮れませんでしたが、見事写真の再現に成功しました。
CBCテレビ「チャント!」5月26日放送より