遺族「悔しい気持ちでいっぱい」車で突っ込み3人を死傷させた“危険運転”容疑の71歳男“過失運転致死傷”の罪で起訴

　名古屋市中村区で先月15日、横断歩道に軽自動車が突っ込み3人が死傷した事故で、運転していた男が、過失運転致死傷の罪で起訴されました。 　無職の鳴海洋容疑者(71)は先月15日、名古屋駅近くの横断歩道に軽自動車で突っ込み、歩行者の男女3人をはねて死傷させた危険運転致死傷の疑いが持たれていました。 　鳴海容疑者は、現場手前のカーブを曲がりきれない時速60キロで走行したとみられていましたが、検察は11月4日、走行スピードを時速72キロから76キロとした上で、より量刑が軽い「過失運転致死傷」の罪で起訴しました。 　事故で死亡した田中幸子さん(49)の姉は、起訴を受けてコメントを発表しました。 ＜田中さんの姉のコメント＞ 「危険運転致死傷で起訴されると思っていましたが、結果は過失運転致死傷で起訴という結果について残念に思っています。どんな刑罰になろうと私たち遺族は犯人を許すことはありません。犯人には反省してほしいと思います。亡くなった妹は病気の母の面倒を見続けて、今まで結婚しないでいました。結婚が決まった矢先に、事故が起きてしまい、悔しい気持ちでいっぱいです」