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公取委が名古屋のメーカーに勧告 車の部品の金型を無償で保管させる

07.16(水)19:13
自動車部品の金型を下請け業者に無償で保管させたとして、名古屋のメーカーが公正取引委員会から勧告を受けました。
下請法違反に当たるとして勧告を受けたのは、名古屋市中区に本社がある「いづみ工業」です。
公正取引委員会によりますと、おととし10月以降、9つの下請け業者に対し、今後大量に発注する見込みがないにもかかわらず金型など1570個を無償で保管させていました。
「いづみ工業」は資本金が2000万円の中堅企業で、公正取引委員会は「中堅企業は下請法が順守できていないこともある」として、適正な取引を呼びかけています。
「いづみ工業」はすでに金型の一部を回収し保管費用として総額およそ580万円を支払っていて、「再発防止に努める」とコメントしています。