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JR東海 駅の売店に自動搬送 ロボット開発

07.17(木)00:34
JR東海は、駅の売店などに商品を自動で運ぶロボットを開発し、今年度中を目標に実証実験を行うと発表しました。
「荷物を運搬しています」(ロボット)
JR東海が披露した自動搬送ロボットの試作機は、名古屋大学などと共同で開発されました。
スピードは時速2キロ~4キロほどで、最大300キロの荷物をけん引できます。
事前に覚えさせたルートを走行し、人などが横切った際には自動で止まるほか、スマホを操作している人にも気づいてもらえるよう、地面をライトで照らすなど安全性も配慮しています。
繁忙期の名古屋駅では、1日あたりトラック約40台分の弁当や土産物などをスタッフ20人が延べ160回に分けて運んでいるということで、人手不足への対応や労働環境の改善が見込まれます。
「人手不足は厳しい。物流会社ではたらいている方も、年齢を重ねている人も増えている」(JR東海丹羽俊介社長)
また、人の流れを解析するシステムを使って、ロボット導入の影響を調べるということです。
JR東海は今年度中に実証実験を行い、実用化を目指すとしています。