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団体職員の男性「隠し切れないと思った」 約520万円を不正に引き出し 名古屋市の共済組合

04.25(金)17:59
名古屋市の共済組合は、60代の団体職員の男性が自身の借金返済などに充てる目的で組合が管理する口座から現金500万円余りを不正に引き出していたと発表しました。

名古屋市職員共済組合によりますと、団体職員の男性(64)は2024年8月から今月3日までの間、組合が管理する口座から31回にわたって合計約520万円を不正に引き出したということです。
男性職員は口座を管理する立場で、金融機関から発行される残高証明書の金額と合致するように組合内部の書類を改ざんし、上司に提出していたということです。
4月に入って男性職員自ら上司に申告して事態が発覚しました。
組合の聞き取りに対して男性職員は、4月に担当業務が変わり決算も控えていたため、「隠し切れないと思った」「ばかなことをした」などと話しているということです。
使い道については、子どもの教育費や車の車検代、借金の返済などに充てたと説明しています。
職員共済組合は、職員ひとりで出金できる仕組みが問題だったとして、今後は複数人でのみ出金できるようにするなど再発防止に努めるとしています。