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鉄筋コンクリートの壁に消防救助隊は悪戦苦闘 取り壊し予定の社員寮で震災を想定した救助訓練

06.30(月)19:27
震災の際、建物に取り残された人を救助するために壁に穴を開ける訓練が、取り壊す予定の社員寮で行われました。
取り壊しが決まっている名古屋市天白区の建設会社の社員寮で行われた訓練は、大規模な地震が発生し、建物がつぶれて入れなくなった室内に、取り残された人がいるとの想定で始まりました。
訓練には名古屋市の消防署の救助隊約30人が参加し、鉄筋コンクリート製の壁に電動ドリルなどを使って穴を開けていきました。壁によっては穴を開けるのに予想以上に時間がかかり、悪戦苦闘する隊員の姿も見られました。
天白消防署 国井和彦警防地域第二課長:
「コンクリートを破壊する訓練は既存の建物では(通常は)難しいので、救出の技術向上につながって非常にありがたいと思っている」
この訓練は参加者を代えながら、7月3日まで行われる予定です。