女子児童を盗撮、共有の疑いで小学校教師逮捕 教え子に驚き「明るい感じ」「面白系で盛り上がっていた」

名古屋の小学校教師が女子児童を盗撮し、SNSのグループで共有したとして逮捕されました。このグループには、教師ら約10人が参加していたとみられます。
子どもたちの大切な学びの場所「小学校」。その小学校教師が逮捕される事件が――。
性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、名古屋市立小学校の教師、森山勇二容疑者(42)と神奈川県横浜市の小学校教師、小瀬村史也容疑者(37)です。
警察によりますと、2人はそれぞれ去年9月と今年1月、愛知県内と神奈川県内の施設内で女子児童の下着を盗撮し、その画像をSNSのグループ内で共有した疑いがもたれています。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
SNSのグループでは児童の画像や動画など少なくとも70点ほどが共有されていましたが、その中には学校で撮影されたとみられるものが含まれていたといいます。
森山容疑者が勤務する小学校を卒業した中学生は――。
「驚きました。全然明るい感じで分からなかったです。みんなと気軽に話しているという感じ」
「担任の先生が出張とかでいない時に代わりに来てくれた。面白系の話で授業が終わったら、みんなで森山先生のところに行って盛り上がっていた」
名古屋市、独自で調査をする方針

さらに、その後の捜査関係者への取材で、グループチャットには小中学校の教員ら10人近くが参加していたこともわかりました。
グループ内で共有された画像などに、「いいですね」などと称賛するような感想を送り合っていたということです。
教師の逮捕を受けて名古屋市の広沢一郎市長は――。
「1番子どもたちを守らなければならない立場の人間が、こういうことをするのは言語道断。子どもたちは何を信じればいいのか。全国でそういうグループを作り、画像を共有しあっていた。なんのために教員になったんだ。本当に申し訳ないとともに、怒りに満ちあふれている」
名古屋市は、同様の事案に加担している教師などがいないか、独自で調査を進めるとしています。
教師らが盗撮した画像をSNS上で共有しあった疑いがもたれている、前代未聞の事件。
警察は森山容疑者がグループを管理していたとみて、実態の解明を進めています。