集合住宅で女性が殺害された事件 死因は出血性ショック 容疑者の祖母「何でこんなことを」

愛知県豊田市の集合住宅で女性が殺害された事件。警察は先ほど、女性の死因が「出血性ショック」だったと発表しました。
「(きのうは)帰ってきたらパトカーがたくさんとまっていて、現実じゃないみたいな感じで」(現場の集合住宅に住む人)
29日午後、豊田市小坂本町にある集合住宅の一室で、会社員の東川千愛礼さん19歳が、胸に包丁のような物が刺さった状態で死亡しているのが見つかりました。
警察は殺人事件として捜査。30日朝になって市内に住むパート従業員、安藤陸人容疑者(20)を殺人の疑いで逮捕しました。
安藤容疑者は28日夜から29日午後の間、東川さんの自宅で包丁のようなもので胸などを複数回刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
警察の調べに対し、容疑を認めているという安藤容疑者。捜査関係者によりますと、被害者の東川さんとは交際関係にあったといいます。
事件発覚の数日前に安藤容疑者と会話したという近所の人は…。
「びっくりしている。信じられない」
Q.2~3日前に会った時の様子は
「変わりない。『おはようございます』と元気に」(安藤容疑者の近所の住民)
横転事故で身柄を確保

現場から逃走を図ったとみられる安藤容疑者。警察は、29日の時点で福井県内で安藤容疑者が乗った車を発見し、気づかれないよう後を追っていました。その後、京都府内の名神高速で単独の横転事故を起こし、警察に身柄を確保されたということです。
午後、安藤容疑者の祖母が取材に応じました。
「ショックでショックで、何でこんなことをしてしまったのか聞きたい。相手の方に本当に申し訳ない」(安藤容疑者の祖母)
警察は先ほど、東川さんの死因は胸を刺されるなどしたことによる「出血性ショック」だったと明らかにしました。
警察は、引き続き事件の経緯を詳しく調べています。