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懲らしめから立ち直りへ…『拘禁刑』導入受け受刑者の更生プログラムを公開 出所後の孤立防ぐためのスキル習得等

07.14(月)16:39

2025年6月から新たに「拘禁刑」が導入されたことを受け、愛知県の豊橋刑務支所で7月9日、県内の大学と連携した更生プログラムの様子が公開されました。 更生プログラムが公開された豊橋刑務支所は主に女性を収容しています。 これまでの刑罰は、刑務作業が義務だった「懲役」と、義務でない「禁錮」に分かれていましたが、法改正で6月から拘禁刑に一本化されました。受刑者を年齢や精神疾患の有無などでグループに分け、それぞれの特性に応じたプログラムを行うことで、更生を後押しします。 今回公開されたのは、高齢の受刑者や障害がある受刑者らが対象のプログラムで。日本福祉大学通信課程の学生4人が講師を務めました。 テーマは“わたしを伝える”です。 学生: 「あなたの良いところを教えてください」 受刑者: 「朗らかなところです」 学生: 「何かやってみたいことはありますか?」 受刑者: 「自動車免許を取りたいです」 再犯につながる社会的孤立を防ぐため、社会福祉士の資格を持つ学生たちが、自分を表現するスキルの習得を支えます。 豊橋刑務支所の石原英樹次長: 「拘禁刑の一つの大きな柱として『社会的リソースの積極的な導入による社会復帰支援』という柱がありますので、今回のように大学の先生や大学の学生など、外部の方々の知見や経験を活用して授業に取り入れていく」 懲らしめから立ち直りへ。刑務所が変わり始めています。