豊田自動織機がトヨタグループからの買収提案を受け入れ　TOBで株式非公開化

トヨタ自動車の源流企業である豊田自動織機は、トヨタグループからの買収提案を受け入れると発表しました。

　豊田自動織機によりますとグループ各社の株式を保有するトヨタ不動産が買収に向けて会社を設立し、1株当たり1万6300円で株式公開買い付け・ＴＯＢを実施します。

　12月上旬に開始する予定です。

　設立される会社にはトヨタや豊田章男会長個人も出資します。

　豊田自動織機は1926年に創立され、社内に設置された自動車部が分離しトヨタが設立されました。

　現在はフォークリフトを主力事業とするほかトヨタの車体製造も担っています。

　伊藤浩一社長は株式の非公開化について「成長のチャンス」としていて「新しい株主とともにより迅速な意思決定や果敢な投資をしていきたい」としています。