70代女性にスマホ購入させネット口座開設を電話で指示　約2000万円分の暗号資産をだましとる　三重

三重県に住む70代の女性が特殊詐欺の被害にあい約2000万円分の暗号資産をだましとられました。犯人は送金の過程で女性にスマートフォンを購入させて、ネットバンキングの口座をつくるよう指示していました。

　警察によりますと2025年2月、津市の70代の女性の自宅に「保健医療局」を名乗る男から「あなたの保険証などの個人情報が勝手に使われている」という電話がありました。
　その後、女性のもとには「キャッシュカードが不正に使われている」などと電話があり、犯人はネットバンキングの口座をつくって暗号資産を購入するよう指示しました。

　女性が携帯電話の操作に戸惑っていると、犯人は新しいスマートフォンを購入するよう指示しました。

　新しいスマホを用意した女性に、犯人は暗号資産の購入方法を電話で教えて、暗号資産約2000万円分を送金させたということです。
　
　警察は詐欺事件として捜査するとともに知らない番号からの電話は相手にしないよう注意を呼びかけています。