「施設で虐待の疑い」と内部通報受けた三重県大紀町職員　施設側に通報者の氏名漏らす

障害者福祉施設で虐待の疑いがあるとして、通報を受けた三重県大紀町の職員が、通報者の氏名を施設側に伝えていたことが分かりました。

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三重一般労働組合「ユニオンみえ」などによりますと、一昨年、三重県内の障害者福祉施設で、職員が利用者に虐待が疑われる行為をしたとして、施設の別の職員が大紀町の健康福祉課に通報しました。

通報を受けた町の職員は、施設側とのやりとりの際に、通報者の名前を伝えてしまったということで、これにより「ユニオンみえ」側は、通報者のボーナスが減額されるなどの不当な扱いがあったと主張しています。

その後、この職員は通報者に対し、対面で謝罪し、町は口頭で厳重注意したということです。

通報があった事案については、大紀町の調査の結果、虐待と認定されませんでした。