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【台風情報】台風1号発生 梅雨前線を刺激して日本も“大雨”のおそれ 過去5番目に遅い記録 最新の雨・風シミュレーション いつどこで雨が降る?(6月11日午前10時45分現在)

06.11(水)10:53
11日午前9時、南シナ海でことしの「台風1号」が発生しました。
【画像で見る】台風1号発生 いつどこで雨が降る?最新の雨・風シミュレーション
北上した後、中国大陸方面で東へ進む見込みです。
大陸へ上陸することで、台風のエネルギーになる水蒸気が供給されなくなり、勢力は弱まる見込みですが、暖かく湿った空気が日本列島に流れ込み大雨のおそれがあり、今後の情報には注意が必要です。
ことしの台風1号は、記録的に遅い発生となりました。
<台風1号の発生遅い順(日本時間)と年間発生数>※去年までのデータ
①1998年 7月9日(午後3時) :16個
②2016年 7月3日(午前9時) :26個
③1973年 7月2日(午前3時) :21個
④1983年 6月25日(午後3時) :23個
⑤1952年 6月10日(午前3時) :27個
⑥1984年 6月9日(午後3時) :27個
台風は、夏から秋の発生が多いものの1年を通して発生します。
ただ、ことしは5月までの発生がありませんでした。これは1951年の統計開始以来9年ぶりのことで、台風1号の発生の遅い順に並べると、過去5番目となっています。
これは、台風の発生する南海上で対流活動が活発になっていなかったためです。
これまで発生数が少なかったからといって、年間の発生数が少なくなるという統計はありません。過去には台風1号が6月や7月になっても、平年(25.1個)を上回る数が発生しています。ことしも台風の情報には注意してください。