「もち米」の価格高騰が止まらない 1.4キロの仕入れ価格は+950円 コメ不足&担い手不足が原因か

全国のスーパーマーケットで10月20日からの1週間に販売されたコメ平均販売価格は、5キログラムあたり4208円。前週から43円値下がりしたものの、8週連続で4000円を超える高値が続いています。
名古屋市中区大須の「生鮮食品館 サノヤ」の百武勇希さんに、コメともち米の価格について聞きました。

●全国のスーパーでのコメ平均販売価格(5キログラム)
4208円(前週比-43円 2024年同期比+782円)※農林水産省
●サノヤ 新米(銘柄米5キログラム)
店頭価格4100円~4500円程度(仕入れ価格前週比±0円)
サノヤ 百武勇希さん:
「8月以降、新米の販売の本格化や備蓄米の販売がピーク時に比べて減少したことを背景に、コメの価格は上昇してその後は横ばいで推移しています」
――サノヤの新米の販売価格も横ばいだそうですね。
「サノヤでの店頭価格は4100円から4500円程度と変わっていません。新米の出荷量も徐々に増えているので、税込み3000 円台での販売も考えていましたが、年末に向けて需要が高まるので、年内は現状価格で推移すると思います」

●サノヤ もち米(1.4キログラム)
店頭価格1923円(仕入れ価格 前々週比+950円)
――前々週と比べて、1.4キログラムあたりの仕入れ価格が950円も上がっているんですね。
サノヤ 百武さん:
「前週から仕入れ価格が2倍になってしまったので、店頭価格は1923円になってしまいました。以前お伝えした通り、米不足によってもち米を作る農家さんたちがもち米から普通のコメを作るようになり、もち米を作る人が少なくなってしまったことで、今度はもち米が不足している状況です」
――今後の価格についてはいかがでしょうか。
「今後は年末にかけて需要は高まりますが、出荷量は増えてこないと思うので、現状の高値はしばらく続きそうです」
(2025年11月5日放送「5時スタ」より)





