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「腹立たしい」「手付金も全部お返しした」3年前の古民家火災 保険金目当てに購入し放火か 工事を請け負った建築会社からは怒りの声

09.12(金)17:15
岐阜県飛騨市で、3年前に起きた原因がわからなかったという住宅火災。
しかし、ここにきて保険金目的の放火の可能性が出てきました。
住宅は、そのために購入されたとみられています。
飛騨市神岡町山田で火事が発生したのはおよそ3年前。燃えたのは木造2階建ての古民家です。
焼け跡にはいまだ黒く焼け焦げた木材などが。
当初、消防は出火原因「不明」としていましたが、11日に事態は一転。家の持ち主らが逮捕されたのです。
非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのはいずれも住居不定、無職の稲葉寛容疑者(57)、深町優将容疑者(54)、寛容疑者の兄で静岡県の会社員、稲葉一夫(いなば・かずお)容疑者(67)の3人です。
警察によりますと3人は2022年8月、住宅に火をつけて全焼させた疑いがもたれています。
その目的とみられるのが「保険金」
警察は3人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、数千万円の保険金を得ていたとみられるということです。
当時、リフォーム中だった古民家。工事を請け負ったという建築会社は…
溝口建築・溝口祐次さん
「工事が終わる寸前で火がでたので手付金も全部お返しをした」
「なおかつ見舞金ということで数万円わたしてまさかこういうことになるとは思ってなかった」
手付金を返した上に見舞金も渡したと話します。
溝口建築・溝口祐次さん
「怒りしかない」
「腹立たしい。裏切って見舞金も渡して完全に裏切られて悔しいですし」
寛容疑者と深町容疑者は岡山県と青森県でも住宅に放火し、保険金をだまし取ったなどとして逮捕、起訴されています。
この2つの放火をきっかけに今回の事件が発覚したということで、特定のエリアではなく、場所を選ばず犯行に及んでいたとみられています。
(キャッチ!2025年9月12日放送)