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県職員(60)が協議会で障害者虐待について「効果もたらすことも」と発言 障害者団体から抗議の声 愛知

09.09(火)11:51
障害者への虐待防止などに向けた取り組みについて話し合う愛知県主催の協議会で60歳の県職員が虐待について「効果をもたらすこともある」などと発言していたことがわかりました。

愛知県によりますと、5日に開かれた「愛知県障害者虐待防止・差別解消推進協議会」の中で、県民生活課に所属する60歳の男性職員が障害者への虐待について「被害妄想的な部分がある」「効果をもたらすこともある」などと発言したということです。
この発言を受けて、協議会に参加していた障害者団体から「到底認められない」と抗議の声があがり、その場で別の職員が釈明しました。
男性職員は所属長による厳重注意を受け、「県の取り組みを批判されたように感じ、フォローのつもりで言ってしまった」「思い込みを交えて話してしまった。申し訳なかった」と話しているということです。
協議会を主催した障害福祉課は「障害者への暴言・暴力は一切認められないと改めて職員に周知していく」とコメントし、出席していた障害者団体に対して謝罪する方針です。
2024年度に愛知県内の市町村などが障害者への虐待だと判断した件数は速報値で417件にのぼり過去最多となっています。