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愛知県「ツキノワグマ出没予測」を発表 ドングリ凶作で人里へ出没する可能性高まる 2025年度は県内で14件の確認情報

10.17(金)16:11
愛知県は10月17日、2025年度のツキノワグマ出没予測を発表し、県民に注意を呼びかけました。ドングリの実りが全県平均で凶作となったため、エサを求めて人間の生活圏に出没する頻度が高まる可能性があるということです。
県は毎年、ドングリの実りの豊凶状況の調査を実施していて、この結果に基づいて専門家の助言を受け、ツキノワグマの出没予測を実施。2025年度の調査では、地域によって凶作から豊作までばらつきがあるものの、全県平均では2年連続の凶作となりました。

県内に生息するツキノワグマの正確な頭数は調査が行われていないため不明ですが、定点カメラに映るなど生息していることは確認されています。
2025年度は10月17日までに14件の確認情報があり、豊田市や瀬戸市、豊根村などで目撃や痕跡が報告されています。人身被害は発生していません。
県はツキノワグマを人里に近づけないために、生ごみや干物、ペットフードを屋外に放置しないなど、出没しにくい環境づくりを呼びかけています。もしクマを目撃した場合は、市町村役場や県民事務所の環境保全課へ連絡してほしいということです。
2025年度 愛知県のツキノワグマ確認情報

