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稲穂を守れ!猛暑で深刻 コメの大敵「イネカメムシ」が大量発生 農家に警戒感 岐阜・池田町

06.18(水)18:23
暑くなると警戒感が増すのが、農家の皆さんです。
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きょう、岐阜県池田町では、県内に発生する病害虫のデータを集める「病害虫防除所」の職員が草をかき分け調べていました。一体なにを?
(職員)「イネカメムシです」
カメムシの一種「イネカメムシ」は、体長1.2センチ~1.3センチ。その名の通り稲を好み、中の汁を吸って成長します。吸った部分は黒い斑点が出来るなど、収穫したコメの品質に影響するので農家の大敵です。
去年7月上旬に「病害虫防除所」が行った海津市での調査では24匹を確認。この数は例年の7倍だったと言います。県内で広がる警戒感…
■6月18日:岐阜・池田町
(職員)「2匹いる」
きょうの池田町では約20分の調査で6匹が見つかり、ことしも去年並みにイネカメムシの発生が多くなるのでは?ということです。
(岐阜県 病害虫防除所 小枝俊仁さん)
「今のところ、はっきりした原因はつかみ切れていない。出穂直後の穂を加害するので、前もって農薬を散布して防除してもらう」
きょうの調査地点から200~300メートル先には田んぼが…。この先、イネに被害が出ることが予想されます。地元農家に伺うと…
(農家)「(去年は被害が)結構あった。今まで2回(の農薬散布)を3回にする。草の中にいるので、草をこまめに刈る」
暑いと活発になることが知られるイネカメムシ。この先が心配です。