愛知で「インフルエンザ警報」 過去10年間で2番目の早さ ワクチン接種しても抗体ができるまで2週間ほど…マスク着用に手洗いなど感染対策の徹底を

インフルエンザの感染拡大に歯止めがかからない中、愛知県は11月20日インフルエンザ警報を発表しました。
【写真を見る】愛知で「インフルエンザ警報」 過去10年間で2番目の早さ ワクチン接種しても抗体ができるまで2週間ほど…マスク着用に手洗いなど感染対策の徹底を
20日、名古屋市内のクリニックを訪ねると、発熱などインフルエンザの感染と疑われる症状の人たちの姿が。
(加藤クリニック・加藤政隆院長)
「11月に入ってきて(インフルエンザの)患者が見受けられるようになって、(今月)10日過ぎあたりから、急激に増えてきました」
クリニックの加藤院長によりますと、4日前の日曜日に名古屋市医師会の急病センターで自ら診察をした際、発熱の症状がみられた約300人の患者のうち、半数はA型インフルエンザに感染していて、異例の早さで広がっているといいます。
(加藤院長)
「例年ですと、12月下旬から1月がピークなんですけど、それより前に(感染のピークが)来ているのではないかな」
抗体ができるのにワクチン接種して2週間程かかる
また、加藤院長は発熱などの症状が出た際は、ためらわずに受診することが大切だとし、インフルエンザワクチンについても、積極的に接種するよう呼びかけています。
(加藤院長)
「抗体ができるのにワクチンを接種して2週間ぐらいかかるので、この期間はきちっと感染予防をしていただく」
こうした中、愛知県では11月10日~16日までの一週間に、定点医療機関でインフルエンザと診断された人が、1医療機関あたり39.56人となりました。警報の目安となる30人を超えたため、県は20日、「インフルエンザ警報」を発表。
これは過去10年で、おととしに次いで2番目に早い発表です。
ワクチンを接種したとしても、忘れていけないのは感染対策の徹底です。
(加藤院長)
「基本はマスク着用。それから手洗いうがい、人混みにはなるべく行かないように」
全国で猛威を振るうインフルエンザ。この冬を乗り切るため、私たちも最大限の警戒が求められています。





