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ピークの122頭から今は鳥羽の2頭だけに…『水族館のラッコ』減少の理由 1998年にはアメリカが輸出を禁じる

03.19(水)21:23

日本の水族館で飼育されているラッコの数は減少を続け、2025年1月には三重県の鳥羽水族館の2頭のみとなってしまいました。 1982年に初めて日本にやってきたラッコは、かわいらしさから大人気となり、ピークの1994年には全国で122頭が飼育されていました。 しかし、その後は減少を続け、2025年1月に福岡市の「マリンワールド海の中道」で飼育されていたラッコが死んでしまい、鳥羽水族館の2頭だけになりました。 減少した理由として、ラッコは非常に繊細で飼育下での繁殖させることが難しいことや、乱獲や環境汚染などで野生のラッコが減少し、主な生息地のアメリカが1998年に輸出を禁止したことがあります。 ラッコは2020年には国際自然保護連合(IUCN)によって、絶滅危惧種に指定され、世界的に保護の動きが進んでいます。