
中部電力の2025年4月から6月の決算 純利益14.3%減 出資会社の海外発電事業の利益減が要因

07.29(火)18:21
中部電力が発表した2025年4月から6月までの連結決算は、最終的なもうけを示す純利益が2024年の同じ時期に比べ14.3%減の853億円で、2年連続の減益となりました。
減益について、気象条件や電力単価の低下などの影響で、中部電力が出資しているJERAの海外での発電事業の利益が減少したことなどを要因として上げています。中部電力は2025年4月の決算発表で、トランプ関税の影響から産業用の電力需要が下がることを想定していました。しかし、現時点では電力需要は計画通りに推移していて、大きな影響は生じていないということです。
25年4月から6月の売上高は2.5%減の8003億円、営業利益は20.9%減の679億円でした。
中部電力の林欣吾社長は今後の見通しについて、
「アメリカの関税政策や中東情勢を含め様々なリスクが高まっており、先行き不透明な状況が継続すると想定される。市場対応力の強化やコストダウンなどで公表している利益水準の確保に努める。」とコメントしています。