トヨタがつくった未来都市「ウーブン・シティ」始動から2カ月 街の様子は?実証実験続々

トヨタ自動車が静岡県につくった実証実験のための都市「ウーブン・シティ」のその後は?9月の開業から約2カ月たった街の様子を取材しました。
9月、華々しく始動した「ウーブン・シティ」。
トヨタがつくった“未来都市”で、街全体が実証実験のための場です。
名古屋のテレビ局向けにあった、今回の公開。
始動から2カ月弱で、街はどう動きだしているのでしょうか。
「始動からすでに2カ月。フィードバックの声も集まっています。なかには、お子さんが書いたものもあります」(記者)
来場者たちが、メッセージを残したふせん。
新たな街への期待の声が寄せられていました。
交通状況をAIで分析

さまざまなモビリティが行き交う道路は、“テストコース”という位置づけですが――
交差点に設置されていたのは複数台のカメラ。
交通状況をAIで分析して、信号の作動などにも生かしていくといいます。
街の中では、買い物した荷物を運んでくれるロボットも。
様々な実証実験をおこなう

そして、トヨタグループ以外の企業も、様々な実証実験を行っています。
飲料メーカーのダイドードリンコは、ボタンも、お金を入れるところもない自動販売機を設置。
スマートフォンでQRコードを読み込み、画面に表示された商品一覧から飲み物を選んで購入します。
「自動販売機が“街のノイズ”になっている。ノイズじゃないということを伝えていきたい」(ダイドードリンコ 自販機営業企画部 古門義浩さん)
UCCのコーヒー店では、香りや味わいが集中力や作業パフォーマンスに与える影響を検証中。
データを集め、今後の商品開発につなげたいといいます。
現在の住民は?

ウーブン・シティの現在の住民は、トヨタ関係者とその家族ら数世帯。
ワンルームから3LDKくらいの賃貸住宅に入居して、実証実験に協力しているといいます。
目標時期は明らかにされていませんが、第一段階では300人ほどまで住民を増やしていくということです。





