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4月に発生したETCシステム障害 再発防止策・対応マニュアル案をとりまとめ NEXCO中日本など高速道路会社3社

06.24(火)00:25
NEXCO中日本管内では、2025年4月6日、システム障害で東京や愛知など8都県のべ106か所でETCが利用できなくなり、渋滞や事故が発生するなど広範囲で影響が出ました。
障害の原因は、「レーン通過の可否を判定するために使われるデータがシステム内で破損する不具合があったこと」や、「プログラムエラー」だということです。
6月23日、高速道路会社3社(NEXCO中日本、NEXCO東日本、NEXCO西日本)が開いた3回目の「広域的なETCシステム障害発生時の危機管理検討委員会」で、再発防止策と危機対応マニュアルの案について専門家の委員らによって審議され、了承を得たということです。
再発防止策の案では、交通の流れを止めないよう、現場で即時に必要な対応を行うことや、4月のETC障害と同様に円滑な料金徴収に必要な情報を把握できない場合は、料金を徴収しないことなどが盛り込まれています。
また、この案に基づいた危機対応マニュアルの案では、渋滞を発生させないために料金所のバーを開放するなどとしています。
NEXCO中日本など3社は、7月1日に危機対応マニュアルの運用を開始する予定です。