岐阜・高山市 最大1万2000戸で断水の恐れ　大雨の影響で河川の水が濁る

岐阜県高山市は、大雨の影響で最大1万2000戸に断水の恐れがあるとして、市民に節水を呼びかけています。

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高山市の市街地付近では、23日午後1時20分までの12時間に降った雨の量が190ミリと、6月の観測史上最大の大雨になりました。
この雨で、高山市と郡上市に、一時避難指示が出ていましたが、その後どちらも解除されています。
高山市によりますと、この雨の影響で河川の水の濁りが強く、一部の浄水場で水道水を作る浄水作業が行えない状況だということです。
市は、この状況が続くと市街地の北部で断水が発生する恐れがあるとして、市民に節水を呼びかけています。
影響は最大で約1万2000戸に及ぶ見込みで、これは高山市の世帯数の3割以上にあたります。

市内の松喜すしの中才虎之助さんは「トイレとか止まったら客に迷惑をかけてしまうので午後9時ごろに早めに店を閉めた。水が止まったことは今までないのでは」と話していました。
市は周辺の自治体に給水車を要請しているということです。