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名古屋市の公園に津波などから命を守る「命山」が完成 住民らによる完成式典開催 名古屋市港区

03.24(月)00:34
名古屋市港区の公園に津波などの水害から一時避難し、命を守る人工の高台、いわゆる「命山」が完成し、地元住民らによる式典が行われました。
港区の船頭場公園に完成したのは、高さ7メートルの「命山」で津波などの水害が発生した際に、約3400人が避難できるということです。
海抜ゼロメートル地帯に住む地元住民らの要望を受け、名古屋市が、2016年から整備を進め、23日地元住民らによる完成式典が行われました。
「命山」の整備を要望 加藤豊さん(79):「今年中に、南陽地域で防災訓練を行って、この命山を利用しながらどういう方法で避難したらいいか、どういうものがあるかを広く近隣住民の方に周知していきたい」
夜間の停電時でも避難がしやすいように、太陽光を蓄えて使うソーラー照明や蓄光板が取り付けられているほか、マンホールトイレやかまどとしても使えるベンチなどが設置されています。
この「命山」は、名古屋市の公園としては初めて、津波に対する指定緊急避難場所に指定されています。