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緊迫続く日中関係 「輸入停止」が納豆にも影響? 三重のメーカーの対策とは?

11.20(木)18:00
三重県桑名市の納豆メーカー、小杉食品。
年間売り上げの5%ほどが海外に輸出されていて、そのうち3割から5割を占めているのが中国です。
しかし2年前には、日本産水産物の輸入を全面的に停止していた中国に納豆を輸出できない状況に陥っていました。
一見、水産物と関係なさそうな納豆ですが…
小杉食品 竹中公二営業部長:
「納豆についているタレですね。タレの中にうまみを出すカツオや昆布が入っている。それが規制の対象になってくる」
規制対象になったのは、納豆そのものではなく、付属のタレ。
カツオやサバ、昆布などでだしをとっているため、水産加工品とみなされたということです。
今回の輸入停止措置でも影響があるかと思いきや…
竹中公二営業部長:
「それほどビックリするというか、商品としての心配はあまり感じなかった」
「2023年8月に水産物の原料を使わずにおいしく食べられるタレができないかといろいろ研究・開発して、しょうゆベースのタレにすることで、クリアして対策できた」
2年前の輸入停止措置がとられたあと、3か月ほどかけてしょうゆベースのタレを新たに製造。
中国向けの納豆は、今もしょうゆベースのタレのまま。今回、影響はないといいます。
竹中公二営業部長
「やっぱりだしがきいたタレで食べてもらうのが大半の人に好まれると考えていますが、食べていただけるなら対策をしていきたい」





