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愛知県の高校生が中心に毎年開催「全国高校生サミット」 被爆者や高校生が登壇し平和を訴える

05.04(日)18:10
戦後80年の節目を前に、戦争を語り継ぐ意義や平和について考える「全国高校生サミット」が名古屋で開かれました。
愛知県内の高校生が中心となり毎年開かれている「全国高校生サミット」。
20回目となる今年は、全国17の県から約400人の高校生が参加しました。
80年前、14歳のときに長崎県で戦争を経験した、愛知県原水爆被災者の会・稲垣慶子さん(94)が「あの光景が今でも忘れられない。熱かったです、とにかく熱かった。世界中が平和な日々を過ごすことができるように心から祈っております」と戦争への思いを語りました。
また去年、ノルウェーでのノーベル平和賞授賞式に日本被団協とともに参加した高校生、九州学院高校3年・島津陽奈さんも「被爆者の高齢化が進んでいるいま、私たち若者は被爆証言を聞くことのできる最後の世代と言われています。私たち若者は被爆証言を語り継ぎ、声をあげ続けなければなりません。身近なところからみなさんで平和の輪を広げていきましょう」と平和への思いを語りました。
また会場には模擬店などが並び、多くの高校生たちでにぎわいました。