“国の目安上回る最低賃金引き上げを”　引き上げ議論が続く中“異例”の意見　愛知・大村知事

愛知県で最低賃金の引き上げに向けた議論が続く中、大村知事は20日国が示した目安を上回る最低賃金の引き上げが望ましいとする考えを示しました。

最低賃金については、厚生労働省の審議会で、全国平均の時給で過去最大となる63円の引き上げが目安として示され、愛知労働局の審議会で具体的な引き上げ額の議論が続いています。

大村知事は20日、会見で「最低賃金は生活給を保証する側面があることから昨今の物価上昇を鑑みると、適正な水準に引き上げがあってしかるべき」と述べ、目安を上回る引き上げが望ましいとする意見を、審議会に20日中に伝える方針を示しました。

審議会で議論が続いている中で、知事が引き上げについて意見を出すのははじめてだということです。

次回の審議会は21日に開かれる予定です。