
新型コロナワクチン接種後に“がん”再発?患部からワクチンの作り出すタンパク質が…なぜか予測より増えた“がんの死者数”

ワクチン接種後に治まっていた“がん”が再発。高市総理はワクチンの副反応問題をどう考えているのか。
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取材班が訪れたのは、高知空港から車で約2時間。高知県の北西部にある山あいの小さな町。
(大石邦彦アンカーマン)
「愛媛県の県境に位置している、梼原町に来ています。人口3000人ほどののどかな山間の町に、新型コロナワクチンに関連したある患者さんがいらっしゃるそうです」
町立梼原病院。ここで乳がんの再発が見つかった、中越知賀子さん85歳。
2年前に手術をして経過は良好に見え、一度は寛解していました。しかし2024年秋、胸に湿疹のような症状が現れ、乳がん転移が判明。
このケースを診たのが、隔週で診察に訪れている高知大学名誉教授の佐野栄紀医師。
6回目のワクチン接種直後…胸に湿疹が
佐野医師は、今回のがん再発を単純なものではないと考えました。その理由は、胸に湿疹が現れたのが6回目の新型コロナワクチンを接種した直後だったからです。
佐野医師は、皮膚科医としてこれまで多くの患者の患部にワクチンが作り出す物質「スパイクタンパク」を発見してきました。
(高知大学名誉教授 佐野栄紀医師)
「グリーンに染まっているところがスパイクタンパクです。ワクチン由来のスパイクタンパクが皮膚で染まった」
ウイルスの表面にあるとげの部分、スパイクタンパクの遺伝情報を注射する新型コロナワクチン。これによって体内で大量にスパイクタンパクが作られ、それが免疫を生み出す仕組みです。
国は従来、スパイクタンパクは短期間でなくなると説明してきましたが、佐野医師の研究では数年経っても患部から見つかっていて、これが体調不良を引き起こす可能性を指摘しています。
ワクチン接種とがんの再発 密接に関係?
今回も念の為にがんの組織を検査。すると、がん細胞の中にワクチン由来と考えられるスパイクタンパクが検出されたのです。
(佐野医師)
「100%ではないんですけど、おそらくmRNAワクチン由来のスパイクタンパクが、なぜか乳がんの皮膚転移の細胞の中にいた。因果関係は分からないけれど、状況的には、mRNAワクチン接種と(がんの再発が)密接に関係していると疑っている」
中越さんのがんは進行していませんが、経過観察のため定期的に佐野医師の診察を受けています。
(中越知賀子さん)
「話にはコロナワクチンは怖いということは聞いていたけど、まさかこうなるとは思わなかった。後遺症があるということは聞いていました。もう予防接種は怖いと思いました」
接種開始以降 がんの死者数が予測より増加…
梼原病院の小児科医・宜保美紀医師も、ワクチンの副反応に注目する一人。接種開始以降、がんの死者が本来の予測より増えている事を統計から主張しています。
(梼原病院 宜保美紀医師)
「卵巣がんや白血病や口腔咽頭がんなどは、どちらかというと数としては少ないがん。でも死亡率を見ると増えている」
高齢化を調整した10万人当たりの死者数は下がり続けてきましたが、ワクチン接種が始まるとともにこの減少傾向が止まり、予測より高い状況が続いているといいます。
佐野医師は、中越さんの症例を論文で発表。これを受けて新たな動きも。
「大臣宛に先ほど要望書を提出してきたところであります」
10月、佐野医師も所属する医師のグループ・ワクチン問題研究会は、ワクチンとがん発症など健康被害との関連を科学的に検証するよう、厚生労働省に要望書を提出しました。
高市総理「現時点で重大な懸念は認められていない」
接種後の健康被害とワクチンとの因果関係について、ほとんど全てを「評価不能」と結論づけてきた国。11月6日の国会答弁でも。
(参政党 神谷宗幣代表)
「日本では新型コロナワクチンの接種以降、超過死亡が報告されています。国は早急かつ積極的にデータ開示を進めるべきと考えます。総理のお考えをお聞かせください」
(高市早苗総理大臣)
「新型コロナワクチンを定期接種に位置づけるにあたっては、審議会でその有効性・安全性を科学的知見に基づき評価し、継続的に評価している。現時点で重大な懸念は認められていません」
歴代の厚労大臣と全く同じ答弁でした。
(大石)
「ワクチン接種後にがんが再発。この意味をどう考えればいい?」
(佐野医師)
「意味ですか…たった一つですね、やめましょう。サイエンスの目から、きっちり解析しなければならない」
今も定期接種が行われている新型コロナワクチン。接種による副反応の解明は進むのでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年11月11日放送より





