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竹島水族館の人気者がジューンブライド オタリアの「ラブちゃん」 三重の鳥羽水族館へ 繁殖のために今秋まで移動

06.16(月)17:32
ジューンブライドは、待望の子どもをもたらすのでしょうか―。

愛知県蒲郡市にある竹島水族館の人気者、雌のオタリア「ラブ」が6月7日、三重県鳥羽市にある鳥羽水族館の雄「クーバ」の元へ初めての「嫁入り」をしました。
国内で飼育するオタリア種の保存、繁殖研究などが目的で、今回の嫁入りが決定。繁殖期に合わせた鳥羽への移動後、しばらくの期間を経て今年の秋ごろに再び蒲郡に戻ってきます。

14年ほど前に竹島水族館に来て以来、ラブは「ラブちゃん」の愛称で親しまれ、館内で開催されるショーで活躍してきました。
現在、推定で15歳に達し、繁殖に適した年齢と判断され、鳥羽水族館にいるクーバ(推定15歳)とのお見合いが実現しました。

繁殖期を終えて戻ってきたラブの妊娠がわかった際は、子どもは竹島水族館で育てられることになります。その場合にラブは初産となり、竹島水族館の関係者は、親子でそろっての公開やショーなどに期待を寄せています。
鳥羽水族館の公式サイト上の「飼育日記」では、6月13日に「ラブの採血」と題されて、排卵に関わるホルモンを調べるための採血を行ったことが記されていました。嫌がる様子も見せず、繁殖へのステップは順調のようです。

ラブが移動している間、オスのミナミアメリカオットセイ「カイ」が1日2回(午前10時30分~、午後1時30分~)、ラブがショーを実施していたプールで「もぐもぐタイム」と名付けられたショーを披露します。