将棋JT杯に出場の藤井七冠が大村知事を表敬　「全力を尽くしたい」　羽生善治九段との特別対局へ意気込み

12日に名古屋市で行われる将棋の日本シリーズJTプロ公式戦に出場する藤井聡太七冠が10日、愛知県の大村知事を表敬訪問しました。

　愛知県公館を訪れたのは、瀬戸市出身の将棋の藤井聡太七冠です。

　藤井七冠は元々、12日に名古屋市港区の「ポートメッセなごや」で行われる日本シリーズJTプロ公式戦の準決勝に出場予定でしたが、対戦相手の渡辺明九段が膝のけがで欠場することになり、不戦勝が決まっています。

　そこで、当日は代わりに藤井七冠と羽生善治九段による特別対局が組まれています。

　JTプロ公式戦は、一般の将棋ファンらの前で公開で行われるのが特徴で、特別対局も同様に公開されます。

「私の地元の愛知県で公開対局ができるということをとても楽しみにしています。今回は渡辺九段の休場に伴いまして、羽生九段とのエキシビジョン、特別対局という形にはなりましたけれども、羽生九段と公開対局の大舞台で対戦できるのは私にとっても本当に貴重なことですので、全力を尽くしたいと思っています」（藤井七冠）

　藤井七冠と羽生九段の記念対局は、12日午後4時ごろからポートメッセなごやで早指し将棋で行われます。